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家族がアルツハイマーになったら・・

アルツハイマー認知症の違い
「ボケ」というおおきな”くくり”の中に、
認知症とアルツハイマー病があります。

認知症を”風邪”とするなら、アルツハイマー
は”インフルエンザ”に例えられます。
どちらも症状は同じで、もの忘れがひどくな
り、どんどん進行していきます。

アルツハイマーは、脳の委縮で起きる病気
で、医療機関で治療する必要があります。

認知症は、脳機能が低下して物忘れなどの
症状が起こり、医師の治療はもちろん、
軽度 であれば、リハビリによって改善します。



1244 【心と体の健康】

「家族がアルツハイマーになったら・・」


いまや65歳以上の4人に1人が、認知症とその予備軍と言われて
いる。その多くは、脳血管障害で起こり、ほとんどは「脳梗塞」です。
脳梗塞の前兆「隠れ脳梗塞」を早期に発見すれば、脳梗塞を防ぐことができます。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病、生活習慣によって血液がドロドロになり、動脈硬化が進んで血管が狭くなり、脳の血管が詰まって病気が進行

する。
隠れ脳梗塞は30代から表れ、40代を過ぎる頃から急に増えてきます。

一方のアルツハイマー病は、神経細胞の数が少しずつ減って、記憶を保てなくなる病気です。アルツハイマー病の初期の段階では、本人に

自覚症状があり、心配になって自ら病院にやってきます。

本人が自覚している間は、アルツハイマーの症状に悩み・葛藤します。
その後病気が進行していくと、自分がそういう病気であることを認識
しなくなります・・病気で悩むことが無くなり、葛藤から解放される・・

しかし
今度は、家族が悩み葛藤することになる。
本人は「家族が自分を虐めている・・自分は病気じゃないのに・・
なんで こんなにガミガミ言うんだ」と、被害者意識を持つようになる。

家族はどうすればいいのか?
アルツハイマー患者の奇行に、家族はつい感情的になり、怒りをぶつけてしまう・・「怒る」と患者の脳に”ストレス物質”が出てきて、脳の神経
細胞を破壊します・・益々神経細胞が減って、症状を悪化させるのです。
一方「褒める」と脳の中から、快漢・喜び・幸せを感じる神経伝達物質が
出てきて、新しい神経細胞が生まれてくる・・病気の進行を抑える働きをします。
”叱る”と症状が加速し、”褒める”と症状がゆるやかになるのです。

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