■共に勝つ
大阪の某研修で・・
相手を打ち負かすことによって勝ちを手に
する・・そうした発想を改め、相手も勝ち、
自分も勝つ・・一歩引いて「共に勝つ」
双方争わずに目的を達成する方法を学んだ。
考えもしなかった方法・手段である・・
こう着したまま出口の見えない北方領土問題
・・そこで「一歩ゆずる」ことで解決しようとする
考え方が模索されている。
国民は受け入れるだろうか?
1233 【心と体の健康】
「運気は、自分次第で良くも悪くもなる」
人生には、運のいいときもあれば、何故か、運の悪いことが続くときがあります。
運が向いたときは、やること為すことすべて順調だが、悪いときは、頑張ろうが何をしようが、思うようにならないものです。
松下幸之助は、「”宇宙根源の法則”に則って経営すれば、おのずと運気は向上していく」と言っている。
つまり「自分はそうしているから運がいい」という強い確信をもって経営していたのです。
幸之助氏の人生をたどってみると、決して運が良かったとは思えないのです。家が破産して小学校すら卒業させてもらえず、9歳から丁稚奉公ですよ・・。
しかも病弱で肺病持ち・・二十歳の頃には、兄弟7人と両親を亡くして、天涯孤独になっている・・不運の連続です。
それにもかかわらず、幸之助はずっと「自分は強運だ」と言い続けてきました・・そうして、運を引き寄せてきたのです。
どんな悲運に追い詰められても絶望せず、前向きな心を持ち続けるなら、やがて運が開けてくるでしょう。
「理念と経営/逆境!その時経営者は・・」を毎号読んで・・逆境を乗り越えた経営者に共通しているのは、前向きな姿勢を持ち続けることによって、不運を強運に塗り替えていることです。
逆に、壁にぶつかって直ぐ悲観的になり、これも運命とあきらめる人は、更に運気は下がり、悪い方へ向ってしまうのです。
幸之助氏は「世の中不景気だからと惑わされてはならない・・株価がどうとか、円高がどうとか、景気の良し悪しに一喜一憂する経営者であってはならない」と言っている。
世の中の動きは、雨に降られるように、社会全体に平等に降りかかってくることだから、一地方の小さな企業が、経営不振の言い訳にしてはならないのです。
それよりも、「今、自分は運が向いてきた」と思い込むことの方が大事です。前向きな気持ちを持ち続けるなら、運気はおのずと上がっていくのです。
「理念と経営7月号/木野親之の経営問答」より