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2014年10月 アーカイブ

2014年10月03日

飽食の時代に対応できない日本人

間違ったダイエット

○極端な食事制限

○単品の食品に偏った食事
人体に必要な栄養分の摂取が不足し、
  筋肉量が低下し、基礎代謝量か落ちて
リバウンドしやすくなります。

○下剤・利尿剤の使用
体内の水分排泄により体重は減るが、
脂肪は減らない。

○誤ったサプリメント使用
「飲むだけで痩せる」と宣伝するサプリメ

ントが多いようですが、 摂取カロリーと

消費カロリーのバランスを考えたダイエ

ットでなければ、効果は望めません。



1216 【食と健康】
「飽食の時代に対応できない日本人」


老化が進んだ末にガンを病むのは、ごく自然なことです。
高齢化の影響を除いても、日本が豊かになった1980年代半ば以降、ガン患者は増え続けている。

とくに、男性では「前立腺ガン」、女性は「乳ガン」の増加が著しい。

ガン死亡の第4位に順位を上げた「すい臓ガン」とともに、食生活の欧米化、運動不足、そして「糖尿病」の増加が、その背景にあるという。

肥満や糖尿病が増えた原因は飽食です。


人類は、食料不足と飢餓による過酷な環境の中で、命をつなぎながら
進化を遂げてきた。
進化の過程で、人体に食べ物が不足しても、生存できる仕組みが備わるようになった。


人体には、環境の変化に関わらず、血液中のエネルギー源であり、
体内の血糖値を一定に保つ機能が備わっている。
空腹でも活動できるよう、アドレナリン、成長ホルモン、ステロイドホルモン、甲状腺ホルモンなど、”血糖値”を上げるホルモンがたくさん用意されているのです。

しかし”血糖値を下げるホルモン”はインスリンだけ・・

これは、飢餓に悩まされ続け、エネルギー不足に苦しめられた、太古からの人類の暮らしによるものです。

人類は飢餓に苦しめられてきたのです・・無理をしてでも血糖値を上げる必要があったのです。

一方、体内に栄養が満ち足りて、血糖値を下げなければならなくなったのは、過去数十年のことで、人類誕生以来数百万年続けられた飢餓の歴史から見れば、ほんの一瞬です。

インスリン以外に、血糖値を下げるホルモンを生みだす進化が起こるには、あまりにも短かい。
人類に突然やってきた「飽食の時代」の今、
インスリンだけが孤軍奮闘しているのです。


過去何千年、高脂肪の食生活に慣れ親しんできた欧米人とは異なり、穀物が主体で、肥満の少なかった日本人のインスリン分泌量は、欧米人の半分程度で十分だったのです。

ところが、わずか数十年の間に、日本人の肉の消費量が10倍近くになった。運動不足も加わって、糖尿病が国民病と言われるようになったのです。

   Sunday Nikkei「ガン社会を診る」

2014年10月06日

ことば遊び 「落語・佃祭」

「落語・佃祭」は、中国明代の説話集の
「飛雲渡」がモデル。

占い師から寿命30年と宣告された青年が、

身投げ女を救ったことで、後に船の転覆事故

で死ぬ運命を免れた話です。

 

日本では、江戸・南町奉行・根岸鎮衛の著書

のあらすじが「佃祭」の原型になっている。

 

藤棚見物の客を満載した渡し船が沈没・・
乗客30余名が溺死しする事故が1769年

3月4日、佃島で実際に起きているのです。

 

 

1217 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

~ことば遊び~ 「落語・佃祭」


今日の演目は、住吉神社の夏の祭礼でにぎわう佃島を舞台にした人情落語です。
♪神田・お玉ケ池で小間物問屋を営む次郎兵衛は、佃島の住吉神社の夏祭りを楽しみにしていた。
「暮れ六つ(18時)の最終の渡し船で、今日中には必ず帰る」
と言って出かけた。

佃島で祭りを存分に楽しんだ次郎兵衛・・気づいたらもう暮れ六つ。

急いで船着場に行き、乗客があふれる終い船に乗ろうとしたら、
突然見知らぬ女が袖を引いた。
乗ろうとする次郎兵衛と、引き止めようとする女・・
お互い揉めているうちに、終い船は出てしまった。


乗り損ねてがっかりする次郎兵衛に、女・・

「三年前、奉公先の金を失くして途方に暮れた末、吾妻橋から身を投げ
ようとしていたところを、見知らぬ旦那様に助けられ、さらに五両のお金まで頂いて・・
お蔭で命拾いをしました・・何とかお礼をしたいと、探し回っておりましたところ、ようやくここでお会いすることができました・・それで、夢中で引き止めてしまいました」

『ああ・・そういえばそんなことがあったなあ~
  しかし、今日中に帰らないと、女房がうるさくて・・』

「夫が漁師をやっております・・お帰りの船はいつでも出せますので・・
是非我が家にお立ち寄り下さい」


いつでも渡し船を出せると聞いて、ようやく安心した次郎兵衛・・
女の家でお酒や佃煮などをご馳走になっていると、
外がにわかに騒々しくなってきた。

聞けば、先ほどの終い船が、客を乗せ過ぎて沈没・・
乗客全員溺れ死んだという。

次郎兵衛、これに仰天・・三年前、この女を助けていなかったら、
そのまま船に乗って、今はむくろになっているだろう・・
引きとめた女に感謝した。


一方、次郎兵衛の自宅では、夫の帰りが遅いので心配していたところ、終い船沈没事故を伝え聞いて・・大騒ぎ。
妻も長屋の連中も、次郎兵衛が死んでしまったと早とちりし、
遺体を見る前から葬式の準備を進めた。

一同、お悔みの後に、お坊さんを呼んで仮通夜を営んでいると・・

何も知らない次郎衛門が戻ってきたものだから・・
「ヒィー!ゆ・幽霊!?」と、一同腰を抜かす。
次郎兵衛が今までのいきさつを説明すると、誤解が解けて一安心。

皆が次郎兵衛の無事を喜んでいる中・・ただ1人与太郎だけは・・
「身投げをしようとしている女に五両あげれば、まさかの時自分の命が助かる」と思い込んでしまい、家財を売り払って五両の金を工面し、
毎日、川沿いや橋の上を見張った。


或る日、袂に何か重そうなものを詰めた女が、涙をためながら川に向かって手を合わせているのが見えた。
与太郎、これぞ身投げだと、大喜びで女を取り押さえ・・
「これこれ身投げはよしなさい・・五両あげるから」
『身投げなんかじゃないよ! あたしゃ歯が痛くて、戸隠さまにお願いしているのよ』

「だって、裾にたくさんの石が・・」

『これ、これは・・お供え物の梨よ!』


※長野県戸隠神社は歯の神様。歯痛を治そうと江戸の人々は、
   梨の実に自分名前を書いて川へ流す風習があった。
※当時の1両は、現代の大卒給与に換算すると25~30万円

2014年10月09日

飽食時代の弊害(2)

子どもたちにも生活習慣病が・・


小中学生の肥満が増えているという。
原因は飽食と運動嫌い・・
そして、便秘に悩む子どもたち。


小学生に糖尿病予備軍がいたり、
動脈硬化が心配な生徒がいるのは、
珍しことではなくなった。


メガネをかけている小学生も、
私たちの頃より多くなっているようだ。

屋外で遊ぶことが少なくなり、長時間ゲーム

にふけり、スナック菓子をつまむ・・

こうした子どもたちの日常を、誰も改めよう

としない・・日本の将来が心配になってくる。



1218 【食と健康】 「飽食時代の弊害(2)」

夫婦で時折り外食をするが、世界各国の料理がいつでも身近に

食べられる便利な世の中になった。

また、外出時お腹が空いたら、最寄りのコンビニや、通りがかりの

ラーメン店の暖簾をくぐればいい。


21世紀の日本人は、空腹に耐えたり我慢をすることを知らない。

戦前戦後のひもじい時代を知る私でも、今では、食べたいものを

好きな時に食べらる、豊かな生活に浸りきっているのです。


わずか40年の間に、日本人の食生活は大きく様変わりした。
主食の”米”は半減し、副食の”動物性食品”の摂取量が倍増した・・
炭水化物エネルギーが低下し、脂質エネルギーが増えたのです。

好きなものを好きなだけ食べられる時代になったというのに、
栄養バランスを崩す人が増えているのは、皮肉なことです。
全ての年代でカルシウム、ビタミンミネラルの不足が言われるが、中でも

若年層の不足が目立つ。若い女性の鉄分不足も問題になっている。


二十代の男性の3人に1人、女性の6人に1人が朝食を抜いている。

若者の多くは、夕食の時間が不規則で、夜遅くまで起きて間食をする

習慣がある。

夕食は、ご飯抜きで野菜を摂らず、塩分の多い鳥の空揚げなど、
揚げ物や肉類を好み、食事に偏りが見られる。
脂質の摂り過ぎが、将来の生活習慣病の遠因になることに、気づいて

いないのです・・。

このような飽食の日々が、日本人の身体を駄目にしていく。
過剰なカロリーの摂り過ぎが、体内脂肪を蓄積させて肥満になり、
血液が汚れ、動脈硬化から高血圧症へ・・
免疫力が低下し、糖尿病などの生活習慣病予備軍が増えていく。

2014年10月13日

福沢諭吉とイソップ寓話

福沢諭吉

アメリカに渡り、ヨーロッパの使節団に加わ
り、帰国後「西洋事情・10巻」を出版。


西洋の政治や議会など、国の基本となる仕組

み、学校や新聞、病院といった、西洋の様々

な文化を日本に紹介した。


諭吉は教育にも力を注いで慶応義塾を開き、
「学問のすすめ」の中で「天は人の上に人を
つくらず、人の下に人をつくらず」と、
学問をすることの大切さを説いた。



1219 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「福沢諭吉とイソップ寓話」


1860年、日米就航通称条約批准のため、咸臨丸に従者として随行していた福沢諭吉がアメリカから帰国した。その時、お土産に持ち帰ったのが「イソップ物語」。福沢諭吉は、それを迫力ある文語体に翻訳した。


一見読みにくそうだが、声に出して詩歌のごとく、抑揚を付けて読んでみると、味わいのあるまろやかな文章が伝わってくる。



「蟻と螽(いなご)の事」           イソップ物語抄より


秋過ぎ   冬もはや来り    蟻の仲間は忙しく
雨露にさらせる穀物を    住居の傍(かたえ)に取り入れて
小山の如く積貯(つみたくわ)へ    寒さの用意専一と
共に働くその折から   
夏の終に生残りし    一疋(いっぴき)の螽(いなご)
飢寒(うえさむさ)に堪(た)え兼(か)ね    半死半生の様にて
蟻の家に来たり   

見苦しくも腰を屈めて

「君が家に貯えたる     小麦にても大麦にても

  唯一粒を恵(めぐみ)て      この難渋を救ひ給え」

と請願(こいねが)ひしに   
一疋(いっぴき)の蟻     これを詰(なじ)り 問ひけるは


「我らは    夏の間に辛抱して    兵糧を貯へしに

  君においては    更にその用意もあらず

  長き夏中のその間は    何事に日を送られしや」

との尋(たずね)に     螽(いなご)も赤面し


「さればその事なり    夏の間は唯面白く月日を送り

  朝(あした)には露を飲み     夕(ゆうべ)には月に歌ひ

  花に戯れ    草に舞ひ     冬の来たらんとは    
  ゆめゆめ考へざりしなり」

と答(こたう)れば    蟻の曰く


「君の言葉を聞ひては     我らには     別にいふべきこともなし

  誰にもあれ    夏の間に歌舞飲食する者は  
  冬に至りて     飢死ぬべきはずなり」と・・


******************************************************

螽(いなご)は、その後キリギリスに置き換えられ、

子ども向けの「イソップ物語」として、世間に広く読まれるようになった。

2014年10月20日

肥満を放置すると・・

肥満診断

○体重[kg] ÷ (身長[m]×身長[m])
25 以上 が肥満

○体脂肪

男性 25%以上
女性 30%以上  が肥満

○腹 囲

男性 85cm以上
女性 90cm以上 が肥満


※肥満診断で25以下でも、体脂肪が25%
以上の人は「隠れ肥満」です。


1220 【食と健康】 「肥満を放置すると・・」

年をとるにつれ、基礎代謝と筋肉量が落ちてきて、太りやすい体質になっていく。

若い頃からの悪い食習慣を改めることなく、仕事に負われて運動不足が続くと、気づいたら中年太りの「肥満おじさん」になっていた・・。


ちょっと太りぎみでお腹がせり出し、見た目が悪くても気にもとめない。
いたって健康で、まだまだ体力がある五十代前半・・どこも悪いところがないと、つい見過ごしがちな肥満。

肥満を自覚する人は四割程度・・ 多くの人は対策を講じようとしない。

肥満をそのまま放置すると、内臓脂肪が蓄積し「肥満症」に発展していく。肥満症は「病気」の一つに扱われ、医師は減量を勧める。


内臓脂肪が蓄積すると、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病になっていく。更には心筋梗塞や脳卒中を誘発し、半身麻痺や認知症などに発展していく・・

まだ大丈夫と思っていたら、手遅れになることも・・要介護状態に陥ってから、いくら悔やんでもやり直しはきかないのです。

たかが肥満とあなどらず、しっかりと計画を立てて、減量に取り組まなければなりません。

                                                          「健康Salad/夏号」

2014年10月22日

米を炊くのは日本人だけ

自分の国を知らな過ぎる


歴史認識で日韓関係がギクシャクしているが、

以下50年も前に、「自分の国を知らな過ぎる」

ことを危惧して出版された「梅干と日本刀」 の
書き出しです。


『  日本人とは何か? 多くの日本人は、
自分自身をあまりに知らなすぎる・・(中略)

とくにこの三十年、虚構な劣等感を抱きすぎ

たのではないか・・

それが今日の日本人の不幸につながっては

いないだろうか・・
そのようなことを考えて 「梅干と日本刀」を
出版したのです   』



1221 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

~歴史から学ぶ~ 「米を炊くのは日本人だけ」


日本人は、ゼロからの発想で何かを生み出すのは、あまり得意ではないが、有る物から”全く別の有”を生みだすのは得意です。

日本人は、この得意技を生かして、外国からその時々に入ってくる文化を上手に取り込み、全く違った日本人に適合した文化を作り上げてきたのです。

例えば、中国からの外来語”漢字”・・漢字に和の”訓”を重ねて日本語に・・漢字をみごとに同化させたのです。
更に「平仮名」と「片仮名」を発明して、素晴らしい日本語文化を歴史に残したのです。

8世紀に編さんされた和歌に「万葉集」がある・・現在、中学生でもそのまま読める・・このような言語は世界に例がなく、日本人が世界に誇るべき文化といえます。


東南アジアから伝来し、日本人の主食になった”米”

伝来当初は、米を木の葉に包んで蒸して食べていた。

蒸すだけでは美味しくないと、日本人は煮て食べることを考えついたのです。

中国でも米を炊くが、炊ける前に炊き汁を捨ててしまう・・ヨーロッパでもアメリカでも同様である。大きな釜にいっぱい湯を入れ、入れた米が柔らかくなると、大きな網ですくって、水を切って食べるのです。


ところが日本人は、炊きあがった後フタをしたまま蒸らして、米から流れ出したうま味成分グルテンを、再度米の中に吸い込ませたのです。
そうすることで、カロリーを失うことがなく、ご飯が”うまい”のです。


                                                                         樋口清之「梅干と日本刀」

2014年10月27日

肥満を解消するために

肥満治療に画期的新成分発見


肥満の原因の一つに、「脂肪細胞」と呼ばれる
細胞が、内臓や皮下に脂肪をため込むのがあ

る。

このたまった脂肪を半分以下に減らし、また

新しい脂肪細胞ができるのを抑える化合物を

名大の研究チームが発見した。

 

沖縄の石垣島の海辺にすむ細菌の一種、

藍藻(らんそう)から未知の化合物を発見した。


肥満治療の薬は、食欲を落としたり、胃腸から

の吸収を妨げるものが主。
細胞にたまった脂肪を減らす化合物は初めて

で、毒性もないという。

10/17 中日新聞


1222 【食と健康】 「肥満を解消するために」


現代人に肥満が多いのは、食行動の乱れが主な原因です。

日本人男性の一日の平均摂取カロリーは約2000Kclで、この数値は昔とさほど変わらない・・にもかかわらず、肥満の人が増えているのは、”食行動の乱れ”が原因です。


ところが、ほとんどの人は自分の食行動の乱れに気づいていない。

一番問題なのは「食事の時間」

朝食を摂ったり摂らなかったり、夜遅くに食事をするなど、食生活が不規則だと太りやすくなる。 食べる時間に食べないと、「身体に脂肪を蓄積」する方へ反応してしまうのです。


「早食い」が習慣の人は、食物をよく噛んでゆっくり食べるのが苦手のようです。
改善するには、食材を工夫することです・・玄米食に変えるのも方法です。

ご飯大好きの早食いの人・・白米は消化吸収が早く、インシュリンが過剰に出る・・脂肪として蓄えられるので、太ってしまうのです。

玄米にすると、ゆっくり噛む習慣がつきます・・

私は玄米食に切り替え、子ども茶碗一杯で済ませるようにしています。
子ども茶碗の白いご飯・・早食いの人なら、わずか3口であっという間に食べ終わって、食事をした気がしないでしょう。

量が少ないから、少しずつゆっくり噛んで食べるようになるのです。

食習慣を改善すると、満腹感や胃腸の調子に変化が生じます。
結果、我慢することなく食行動が改善されるのです。


喫煙習慣のある人が内臓脂肪型肥満になると・・危険です。
動脈硬化の危険因子になるからです。

お酒は、カロリーが高く糖分が多いので、日本酒やワインはほどほどに、ビールは糖分の少ない銘柄を選ぶようにします。


■食行動チェック

□よく噛んで食べている

□早食いを改め、ゆっくり食べている

□食事の時間は規則正しい


□きちんと朝食を摂っている

□食べ物に好き嫌いをしない

□外食はほどほどにしている


□夜遅く飲食しないようにし、菓子類の買い置きをしない

□食べ過ぎず、腹八分を守っている
□煙草とお酒は、健康を害しない程度にしている

                                                                                       「健康Salad」

2014年10月30日

企業における女性の活用

急がれる「地方創生」


安倍政権の目玉政策は、「地方創生」と「女性
が輝く社会」

地方から都会への人口流出が、現在のペース

で続けば、30年後には日本の自治体の半数

で20~30代の子どもを産む年代の女性が

半減してしまうという。


子どもを産める年代の女性が減ると、人口の

減少に歯止めがかからなくなり、自治体の

運営は破綻・・いずれ消滅してしまう。

地域崩壊の危機が叫ばれるのです。


能登で過疎化が進み、嫁不足は深刻な悩み・・

若者の都会への流出に歯止めがかからない。

年寄しか住まない、淋しい過疎の地になろうと

してる。


1223 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「企業における女性の活用」


今のまま少子高齢化が進むと、日本の総人口が約30%減少すると
予測され、労働力不足が懸念される日本・・
安倍政権は、成長戦略の中核に「女性の活用」を掲げている。


40年後の2055年には、出生数は2005年の40%に低下、15歳以上65歳未満の生産年齢人口は半減、高齢者比率が現在の2倍に拡大するという。

女性の就業率は、過去最高の60%に達したが、更に上昇していくだろう。しかし、第一子出産後に退職する女性は全体の7割、大卒女性の就業率は65%、大卒が結婚のはく付けに利用されるのは、昔と変わらない。

政府の試算によれば、女性就業率が男性と同水準の80%まで上昇すれば、就業者は800万人増え、日本のGDPが15%押し上げられるという。

日本企業の”経営者”の男女比は「男性20に対し女性1」・・米国では、トップの4人に1人は女性です。


女性の活用が叫ばれて久しい。今後更に少子高齢化が進み、労働力の減少は日本の経済活力を低下させる・・女性の活用は、経済の活性化の重要な鍵になるだろう。


世界経済フォーラムがこの10月、男女平等の達成度を「経済、政治、健康、教育」の4分野に分け評価した。
男女格差では、日本は136カ国中105位。教育レベルが高いにも関わらず、女性議員や管理職の比率の低さが指摘されたのです。


日本の働く女性に占める正社員の割合は46%・・その内管理職に占める女性の割合は、係長で14%、課長級で7%、部長級以上ではわずか4%に過ぎない。

諸外国に目を向けると、2008年度世界57カ国の平均で30%である。

比率の高い国から・・フイリピン53%、カザフスタン49%、米国43%、フランス39%、ドイツ38%・・日本は先進国では最下位・・世界の平均と比べると日本は極端に低い・・
男尊女卑の国と見られても言いわけ出来ない低さです。


大学進学に目を向けると、2010年度の女性の大学進学率は45%・・高学歴の優秀な女性は多い。

労働人口が減少する中、こうした女性の積極登用に、男性経営者は
本気で取り組まなければならない。

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