■劣等感
劣等感は、大なり小なり誰もが持っている。
劣等感を持つことは悪いことではない。
問題はそのレベルです。
弱い人間ほど不満を言い、傷をなめ合い、
慰め合おうとする。
自分と同じレベルの仲間同士でボヤいている
間は、成長しません。
しかし、劣等感に「屈辱感」がくっついたら
パワーになります。
自分よりレベルの高い人間に対して劣等感を
抱くようでなければ、成長しません。
プロスポーツの世界で強くなった選手は、
この二つをくっつけて成長している。
その昔、プロ野球で落ちこぼれた尾崎将司が、
ゴルフで頂点を極めたのは、その良い例です。
坂田信弘著「坂田理論エッセンス」
1212 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「ゴルフ・飛距離の衰え」
今月、高校と中学、二つの同窓会ゴルフコンペを予定している。
同年代の仲間たちは、やたら「飛距離の衰え」を気にする。
体力の衰えから、飛ばなくなるのは当り前で、気にすることではないのに・・わかっちゃいるけど、現実を見せつけられると・・シャクなんですね。
同伴者に飛距離で50ヤード置いていかれる。下手をすると70ヤード置いていかれる・・挙句スコアで負けたりすると、こたえるんですよね。
30ヤードまでだと「この野郎!」って思って・・次は負けまいと思う。
でも、50ヤード置いていかれると・・笑っちゃいますね・・どうぞお飛ばしください・・あなたは私より10歳も若いのだから・・70ヤードだとすばらしい・・もう応援しちゃいますよ。
ゴルフをやっていると、優越感に浸ったり、コンプレックスを感じたりする距離や技というのがある。70ヤードも離されると、諦めより先に
「ご立派!」という気になってしまう。
年々スコアが落ちていくのは仕方がない。そこで第2打で、ウッドの5番を3番に持ちかえて飛距離を稼ぎ、アプローチとパッティングの短い距離に執着して、スコアを維持しようと練習場通い・・
ドライバーの飛距離が落ちたら、極力打ちミスを減らし、フェアウエーキープ率を高めるようにする・・
下半身のパワーの衰えを補うには、スイングの乱れの元になる無駄な動きを一つずつ取り除いていけばいい。そうして、飛距離が落ちた分をカバーしていく・・その無駄な動きがどこにあるかを探すために、練習するのです。
アマチュアの多くは”技”で飛距離を補おうとはせず、高価なクラブや飛距離の出るボールを求めることで、1ヤードでも飛距離を稼ごうとする。
坂田信弘著「坂田理論エッセンス」