サミュエル・ウルマンは1840年、ドイツ
でユダヤ人の 両親の長男に生まれた。
その後家族はアメリカに移住。
ウルマンの「青春」は、70代の晩年に書かれ
たもので、電力王・松永安左
衛門や 松下幸之助翁が、座右の銘にしてい
たこ とで 知られる。
マッカーサー元帥も座右の銘にしていた。
終戦直後の1945年9月27日、昭和天皇が
元帥の執務室を訪問し、天皇はマッカーサー
元帥と並んで写真を写された・・
その部屋の壁には「青春」の詩が掛けられて
いた。
1200 【心と体の健康】
賢者・名言の智恵 「青春とは 心の若さである」
私がウルマンの「青春」を座右の銘に加えたのは、56歳の時・・
日創研のTT研修で、松下幸之助と本田総一郎の経営者の違いを課題にしたレポートをまとめていて、松下幸之助の座右の銘が「青春」であることを知り、心打たれたのです。
[青 春] サミュエル・ウルマン
『 青春とは、人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言う。
優れた創造力、たくましき意志、燃ゆる情熱、怯擩(きょうだ)を却(しりぞ)ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こういう様相を青春という。
年を重ねただけで人は老いたりしない。
理想を失うときに初めて、老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増やすが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や狐疑、不安、恐怖、失望、こういうものこそ、あたかも長年月の
如く、人を老いさせ、生気る魂をもあくたに帰せしめてしまう。
年は70であろうと、16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く、驚異への愛慕心、空にひらめく星晨(せいしん)、その輝きにも
似たる。
事物や思想の対する欽迎(きんげい)、事に處する剛毅(ごうき)な
兆戦、小児の如く求めて止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、
そして偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎(ひたん)の白雪が、人の心の奥までも覆いつくし、皮肉の厚氷が、これを固くとざすに至れば、この時にこそ人は
全くに老いて、神の憐みを乞う他はなくなる 』