1196 【心と体の健康】
「スポーツサイクル・ブーム」
スポーツサイクルを楽しむ人が増えている。大通りをかっこいいサイクルウエアを着こんで、さっそうと走りすぎる若者を見かけるようになった。
ブームをけん引しているのは30~40代の男性で、アベックでサイクリングを楽しむ光景も珍しくない。
私もそうだが、足腰を鍛え、健康促進やダイエットを目的に取り組んで、夢中になるケースが多いという。
最初のサイクリングブームは、1970~80年代・・自転車を車の屋根や後部に固定して、長距離ドライブに出かける・・そのカッコよさが若者に受けた。
90年代になると、野山を駆けるマウンテンバイクの人気に火がつき、
太いタイヤと無骨な車体の自転車を目にするようになった。
近年は、オリンピックのロードレースなどで走る自転車と同じタイプの、 長距離用ロードバイクの人気が高まっている。
スポーツサイクルを、健康とレジャーを兼ねて始めるとき、年齢や用途に見合った車体を選ぶことが大切になってくる。
人気のロードバイクは速く、長距離を走るのに向いているが、タイヤが細いうえに重心が高く、前傾姿勢も深いため、ふらつきやすい。
私のような高齢者はスピードにこだわらないため、タイヤが太めのクロスバイクなど、安全性の高い車体を選ぶようにします。
サイクル愛好家の増加に伴い、各地にサイクリングロードが整備されるようになった。
石川県は・・「金沢犀川自転車道」「金沢~田鶴浜自転車道」
「羽咋~巌門自転車道」「金沢~小松~加賀自転車道」
「美川~鶴来~瀬女高原自転車道」などがある。
富山県には・・「庄川~小矢部」「しんきろう」
福井県には・・「永平寺~福井」「若狭自転車道」がある。
海外に目を向けると、ヨーロッパや台湾は、健康志向の高まりから
サイクリングブームになっている。
この五月、台湾からやってきたサイクル愛好グループが、石川と富山のサイクリングロードを走っている。
外国からの観光客誘致に、千里浜や手取白山キャニオンロードなど、
サイクリング観光の魅力をPRしたいものです。