■竹田研究会・竹田恒泰
憲法は、国民ひとり1人が幸せになるための
道具です。
未来の日本に役立つ内容か、不都合だから変
えた方がいいのか・・常に批判的な目で眺める
ことが大切です。
九条護持と声を上げているだけでは、
考える力をそいでしまいます。
一方改憲派の人たちの中に、「押し付け憲法
だから」との感覚から、壊すことだけに目が
いっている。
私は、原則をしっかり守っていくために、
どのように変えていくべきかを考えます。
議論の結果すべて守るとなっても、それでも
いいでしょう・・。
九条は見直すべきだと思います。
集団的自衛権も、現行の曖昧なままでは、
なし崩しに戦争に加担することが起こりうる。
原則を憲法に書くべきです。
1187 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「集団的自衛権(反対の意見)」
[反 対] 朝日新聞、毎日新聞、中日新聞
<毎日新聞>
・長年の論議の積み重ねの結果である憲法解釈の変更は慎重である
べき。
政治的環境の変化を理由に、解釈変更を行うのは違和感がある。
・集団的自衛権行使を容認するよう憲法解釈を変更するとしても、
憲法による歯止めは必要。
・海外の紛争地域に軍を派遣することになれば、日本の役割や影響
力は変容し、過去に築いてきた国際的な信頼や地位を失うことになり
かねない。
・歴史認識の問題で、国際社会の懸念を払拭できないまま、集団的
自衛権の行使容認に踏み切ることは、地域の緊張をかえって高め、
国際的理解が得られないのでは・・と懸念する。
・自衛隊と共同行動している米軍が攻撃を受けた場合、これらは
個的自衛権の延長線上で対応できると考える。
日本有事ならば、自衛隊は個別的自衛権の範囲で対応できるし、
そうでなくても、米軍自身で自らを守る態勢ができているはず。
<朝日新聞>
・憲法九条のもと、必要最小限の自衛権しか行使できないという、
戦後日本の防衛政策の基軸を守れ。
・自衛隊が米軍を守るべき状況だとしても、集団的自衛権の行使は
必要ない。
・憲法解釈を見直してでも対応するほどの緊急性があるとは思えない。
・イラク戦争の反省もないままに、集団的自衛権の行使容認を訴える
のは・・無責任。