■プロからの助言
「ゴルフで油断が生まれる最も危険な瞬間は
万事が順調に進行しているときである」
ジーン・サラゼン
「アマチュアの最も大きな過ちは、ロングア
イアンで打つとき、他のクラブよりも強く打
とうとすることだ」 アーノルド・パーマー
「パットのラインを読み取るには、常に最初
の第一感が正しい。これを修正すると、
たいていはラインを外れるものだ」
ジョージ・ダッカン
「ゴルファーの最も崇高な目的は、人を驚か
す素晴らしいショットではなく、ミスを一つ
ひとつ着実に減らしていくことである」
ジョン・ヘンリー・テイラー
「アマチュアは、ワンホールに1~2度ミスを
するものと覚悟すべきだ。その分のハンデ
ィを貰っているから、ミスをしてもくさらない
ことだ」 ウォルター・ヘーゲン
1175 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「ゴルフから学ぶ」
伝説のゴルファー/ボビー・ジョーンズ曰く
「バンカーの中では、あまり野心的になってはいけない」
窮地に陥った時こそ、自制心を発揮せよとの教えだ。
「3打で乗せて1パットでも、パーはパー」 ウォルター・へーゲン
二打目をグリーンに乗せようとして、バンカーに入れてしまうことがよくある・・時には、バンカーを避けて手前に落とし、三打目でピンをデッドに狙う・・そんな自制心が求められるのです。
米国歴代の大統領は、ゴルフ好きぞろいだ・・米国の喜劇王ボブ・ホープは「大統領がどんなゴルフをするかが・・執務中一大事が起きて、ホットラインのランプが突然点いたときの反応とが、案外正確な目安になる」と言ったそうです。
「ゴルフほどプレーヤーの性質が現れるものはない。
しかも、それが最善と最悪の形で現れるのだ」 バーナード・ダーウィン
ゴルフは、普段巧妙に隠している素顔をさらけ出してしまう・・
「大統領のゴルフ」の著者ブァン・ナッタ氏によると、不倫疑惑をごまかして逃げようとしたクリントン大統領は「平気でスコアをごまかした」
イラク戦争に突き進んだブッシュ大統領は「前方に池があろうと、刻まずに攻めては、悲惨な結末に終わることが多かった」
四月に来日したオバマ大統領も大のゴルフ好き・・安倍首相が訪米した時、パターをプレゼントして、TPP交渉を「カップインしましょう」と呼びかけたそうだが・・気をつけた方がいい。
大統領のゴルフはどの大統領も、グリーン上でカップから大きく離れていても、OKしてもらえることに慣れきっているという。
TPPでの安易な妥協など、決して国益にはならないのです。
「中日春秋」