■戦争はどうやって始まるか・・
第一次大戦の残虐性を記録し、ナチズムの
危険性をいち早く告発した、オーストリアの
作家カール・クラウスは言った・・
「戦争はどうやって始まるか・・外交官らが
記者たちに嘘をつき、活字になった嘘を、
みんなが信じ込むことからだ」
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南京大虐殺、慰安婦問題・・中国と韓国は
何れも、必要以上に事実をねじ曲げ、
大げさに報道し、それを信じ込んだ人たちが
日本嫌いになった。
1162 「吉村外喜雄のなんだかんだ」
~歴史から学ぶ~ 「外交は嘘から始まる」
人生には嘘はつきものだ・・
最大の嘘とは「私は嘘をついたことがない」と言い切ったときだろう。
虚々実々の駆け引きを常とする、政治や外交となればなおさらのことだ。
17世紀英国の外交官ウォットン卿は言った。
「大使というものは、祖国の利益のために、嘘をつくために外国に派遣される正直な男である」
プーチン大統領が”正直な男”であるかどうかはともかく、大国ロシアの威信と権益を守るためなら、嘘もいとわぬのは間違いない。
ウクライナ南部のクリミア半島に突然現れて、あっという間に重要拠点を制圧した「正体不明の武装集団」は、だれがとう見てもロシア軍だろう。
しかし、プーチン氏は記者会見できっぱり否定した・・「あれは地元の自警団だ」
記者たちが「あの人たちが着ている軍服は、ロシア軍のものに酷似している・・ロシア兵ではないか?」と食い下がっても・・
平然と「似たような軍服は、いくらでもある・・あんなものは、どこででも買えるだろう」
嘘のオリンピックがあれば、間違いなく金メダルだろう。
3/7 中日春秋
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安倍内閣は、集団的自衛権行使容認へ、憲法解釈の変更を目指しているが・・その是非は?
尖閣諸島に、中国の民間人が多数、不法上陸するような暴挙に出たら・・中国軍の艦船は、自国民の安全を守るためと、島を取り囲み、
ロシアがクリミアを占拠したように、日本の警告を無視し、居座ることだろう。
その時、日本の対応は? 局地戦覚悟で強制排除出来るならいいが・・
中国のこけおどしに、憲法に縛られた日本政府は腰砕けになり、動けないだろう。
「話し合いで解決しよう」と何度呼びかけても、竹島同様「本来中国の領土である」と無視される。
頼みのアメリカ・・同盟国日本に代わって、中国の暴挙を、武力排除できるだろうか? 米国議会は自国の国益を優先し、日米安保より、中国の肩を持つことになるかも・・
今回のクリミア事件・・自分の国は、自ら命を張って守っていかねばならないことを示唆している・・