■腰痛の改善
昨年十月下旬の寒い朝・・30分ほどパター
の練習をして帰ろうとしたら、 突然腰痛に
襲われ、左足が麻痺・・
うっ血して地に足がつかず、浮いたようにな
り、 歩けなくなってしまった。
金大でレントゲンを撮ったら、「脊椎狭窄症
と坐骨神経痛の合併症」と診断された・・
元々猫背の私・・姿勢の悪さに加え、高齢化で
背筋や腰椎の筋肉が衰え、腰痛を引き起こし
たのです。
診察の後、しびれ・痛みを和らげるビタミン剤
と、血行を促す薬が渡された。
治療は、まず猫背を直すこと・・運動して背筋
の筋肉を鍛えること・・この2点を実行するこ
とにした。
1157 【食と健康】 「猫背と腰痛を治す」
腰痛や肩こりの一因に、姿勢の悪さがある。
まず立ち方・・私は前と左に身体が傾き(自分では気づいていない)、
首を前につき出した歩き方(天皇陛下がそう)をしてバランスを崩し、
背骨に負担がかかっていたのです。
腰椎や椎間板、脊柱管が少しずつ変形・・坐骨神経痛に悩まされるようになったのが昨年の秋・・痛みを和らげようと、無意識に身体を傾げ、
足を引きづる歩き方をしていたのです。
坐骨神経痛の自覚症状が出始めた1か月後に、椎間板狭窄の症状が表れて、 歩けなくなってしまつた・・
[姿勢をリセットする]
■自分では気づかない、悪い姿勢のブレと癖を知り、直す・・
<正しい姿勢とは・・>
・壁を背に立ち、後頭部と肩甲骨の後ろが、壁についているか確認する
・背中と壁の間に手の平がぎりぎり入るくらい、真っ直ぐ立つ
・カカトとお尻も壁にくっつける
・両手は太ももの横に真っ直ぐ下ろし、直立姿勢をとる
年齢とともに姿勢が悪くなり、立ちバランスが崩れてくる・・
足の裏から頭の頂点へ、上に引っ張り上げる意識で、息を吸ってお腹をへこませ、ヘソ下の丹田を意識して、関節や筋肉を重力に逆らわず、
リラックスして立つ。
■日頃のチェックを怠らない
正しい姿勢を保つことは、想像していた以上にきつい・・
意識して背筋を伸ばし、頭を後ろに引かないと、正しい姿勢にならない。 ・日に何度か壁を背に直立し、正しい姿勢を体に覚え込ませる。
意識して、正しい姿勢で歩くトレーニングをする。
・歩くとき、どちらかに傾いて歩いていないか?チェックを怠らない。
・立ちあがったとき・・ひざをゆるませ、肩の力を抜き、丹田を意識して、
腹式呼吸で、背筋をシャンと伸ばして歩く癖をつける。
■デスクワークでの注意点
長時間パソコンに向い、デスクワークしていると、背もたれに寄りかかり、背中を丸め、首を前に突き出す座り方をするようになる。
首や腰骨に負担がかかり、腰痛やストレートネックに悩まされることになる。
・背筋を伸ばして、お尻の下の”坐骨”の左右どちらかに体重を乗せ、
次いで、もう一方の坐骨に体重を乗せ・・バランスをとる。
・お腹と机の間を空けないようにして、上半身を左右前後に揺らし、
バランスのよい坐り位置を確かめ、坐骨の真ん中で坐る。
■”気”を充実させる
姿勢は”気”が反映する・・元気がなく悩んでいる時は、下を向きがち・・
気分が良いときは、上を向き、胸を張って歩いている。
病は気から・・姿勢を正し、何ごとにも前向きで、明るく人に接するよう
心掛ける。
■私の治療法
30歳の時、富山市内の信号待ちで、トラックに追突された。
10年後の40歳を過ぎる頃、ムチ打ち症に悩まされるようになった・・
その症状”水泳”で背筋の筋肉を強化することで、完治した。
あれから30年・・再発していない。
趣味のスキューバダイビングは、ムチ打ち症治療のために、水泳を始めたのがきっかけです。
今回の腰痛も水泳で治すことにした・・背筋の筋肉、腹筋、足腰の筋肉、ひざ関節などを徹底的に鍛え直すことにした。
1キロ泳いで、100メートル水中ウォーキング・・ これを2回繰り返し、
週5日のペースで、4ケ月間プールに通った。
結果、全身の筋肉が強化され、腰痛も坐骨神経痛もすべて”完治”
好きなゴルフも復活した。
病気は、健康への警告です・・健康を維持するために、今やらなければならないことは何か? 病気が教えてくれるのです。