■「日本人として(安倍首相の発言を)
深く恥じる」
昨年11月、香港の大学で講演した鳩山元首
相は、日中関係悪化は安倍首相の歴史認識
にあるとし、
「日本人として、私は(安倍首相の発言を)
深く恥じる」と、首相を厳しく批判した。
「南京事件も謝罪する義務がある」と語って、
会場から盛大な拍手が送られた。
更に、中国政府が主張する尖閣問題にも、
賛意を表明し、大学から名誉博士号を授 与
されている。
日本の元総理の発言だけに、他国を利する
無責任な言動で世間を騒がせるのは、
日本のためにはなりません。
日本人として深く恥じなければならないのは、
鳩山氏ではないでしょうか・・
1143 【吉村外喜雄のなんだかんだ 】
~歴史から学ぶ~ 「日本人に生まれてよかった」
2012年10月号月刊至知「お客さまからの声」を転載します。
投稿したのは、台湾に嫁いで27年の呉奈々子さん・主婦56歳。
題目は「先の偉大な日本人に恥じることのないように努力していきたい」
♪私は台湾に嫁いで27年になります。
こちらで、高齢の方々に接するたびに言われたのが、「日本の統治時代は本当によかった」の言葉でした。
台湾の歴史も何も知らずに、嫁いだことを恥ずかしく思い、歴史本や、日本と台湾に関する本を読みあさりました。
そして分かったのが、日本の先人たちが、明治28年から約50年の間に、膨大なお金と犠牲を払って、台湾の近代化に尽くしたことです。
当時の日本人は、倹約質素・勤勉を旨とし、お国のために忍耐と犠牲を強いられる中、台湾でインフラの整備、病院や道路、ダムの建設、学校・大学の設立などを行っていたのです。
明治28年当時、世界の列強は競ってアジア、アフリカの国々を植民地化していった・・そんな中にあって「自国の利己的な目的からだけでなく、先進国としての崇高な時代の使命」を理念に掲げ、日本はその思想を実現しようとしたのです・・
だからこそ、戦後60年を経た今、台湾の元総統・李登輝氏から、
「日本の統治時代があったからこそ、現在の台湾の発展がある」
と言ってもらえるのです。
仮に、戦前戦後ずっと、台湾が中国に統治されていたなら、台湾の近代化は、21世紀まで待たなければならなかったでしょう。
『致知』を読むと、日本人の国民性である勤勉、誠実、忍耐、おもいやりは、今も変わらず引き継がれていると、感じるのです。
時代は変わっても、生き方や考え方は変わりません・・
「日本人に生まれてよかった」との思いが強まるのです。
海外に住む日本人の1人として、この誇りを忘れることなく、先人たちの
偉大な足跡に恥じないよう、努力していきたいと思います。