今年一年
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1135 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
~ことば遊び~ 「初夢」
今年最後の「なんだかんだ」は、お正月に見ると縁起がいい
「初夢」です。
その年の吉凶を占う風習があります。
この風習は、古く室町時代にさかのぼり、良い夢を見るには、
七福神が乗った宝船の絵に・・
「長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音のよきかな」
前から読んでも後ろから読んでも同じ歌になる「回文」を枕の下に入れて寝ることが流行りました。
悪い夢を見たときは・・翌朝、宝船の絵を川に流し、縁起直しをした。
今なら、初詣で引いたおみくじを、境内の松の枝に結ぶのと同じです。
初夢に見ると縁起がよいものを表すことわざに、「一富士ニ鷹三茄子」がある。江戸初期には既に縁起ことばとして存在していて、その起源は様々な諸説があります。
[諸説1] 徳川家由来の地・駿河国での高いもの順・・富士山、愛鷹山、
初物のナス
[諸説2] 富士山、鷹狩り、初物のナスを、徳川家康が好んだから・・
[諸説3] 富士は日本一の山、鷹は賢くて強い鳥、ナスは事を”成す”
[諸説4] 富士は”無事平穏”、鷹は”高い”、ナスは事を”成す”の
縁起ことば