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今年の新入社員は何タイプ?

入社年度による新入社員タイプ

H24 「奇跡の一本松型」

          最も厳しい就職難を 越えてきた若者たちの頑 張りに 期待
H23 はやぶさ型」
         入社当初は、たよりなくはらはらさせるが、根気よく育てて
         将来に期待
H22 「ETC型」
         厳しい就職戦線をくぐり抜け、携帯やITの活用に長けており、
         何事にも卒のないスマートさがある。但、打ち解け、心を開く
         までに時間がかかる

H21 「エコバック型」
          折り目正しく小さくたためるが、使う時にはちゃんと広げて 
          (育成)やらなければならない
H20 「カーリング型」
          育成の方向を定め、そっと背中を押し、働きやすい環境を

          作ってやる。しかし、少しでもブラシでこするのをやめると、

          動きを止めてしまう。



1069 【吉村外喜雄のなんだかんだ 】

「今年の新入社員は何タイプ?」


以下、アクタス四月号からの抜粋です。

今年H25年の新入社員を一言で表すと、「ロボット掃除機」になるでしょう。一見、効率よく働いているようだが、ちょっとした段差を乗り越えられずに、ひっくり返ってもがいていたり、行方が分からなくなったり・・
探すと、 ソファーの陰やベッドの下で立ち往生している。


精神的にひ弱く、周囲が丁寧に導いてやらないと、障害(プレッシャー)
を乗り越えられず、中にはあっさり辞めていく若者も少なくない・・
何かと取扱いに注意がいるのです。


北陸銀行は、新入行員を対象に「座禅研修」を実施している。
禅宗の僧坊に連泊して、朝四時に起床・・座禅、読経、写経、境内の
掃除と、修業僧と同じ日課をこなしていく。

耐え忍ぶことを経験し、社会人としての自覚を持たせることを目的に、
毎年新入行員研修を、禅寺で行っている。

また、陸上自衛隊金沢駐屯地に体験入隊させる企業や、30キロ歩行を課す企業など、新人の育成に知恵を絞っている。


平成生まれの「ゆとり教育」で育った彼らを、いかに”骨太”に育てるか・・新入社員教育に人事担当者は四苦八苦しているのです。


そもそも「ゆとり教育」は、詰め込み教育の反省から、授業時間を削減し、土曜日を休日にするなど、ゆとりのある生活の中で、他者と競い合うよりも、「一人ひとりの個性を伸ばす」ことに重点に、始められたものです。

「無理に頑張らなくてもいい・・あなたらしくいるのが一番」
このような 教育のあり方が、競争意識に欠け、会社より個人を優先する自己中心的若者を創り上げていく・・と、人事担当者は嘆くのです。

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