■ガンは「心」で治す!
三十年間、二千例を超える内視鏡による外科手術の施行をして
きた土橋重隆医師。自らの体験から、現代医療に疑問を投げか
け、ガンや生活習慣病の治療は、医師に任せても治せないし・・
治らない。
「患者自ら意識を変えることで、病気は治る」と説き、全国各地で
講演活動している。以下、著書「50歳を超えてもガンにならない
生き方」の帯タイトルです。
『なぜかわからないけれど治癒した・・ガンがなくなっていた。
臨床を続けていると、時々こうした症例に接することがあるが、
多くの場合、あまり深く追求されることはありません。
十分な治療を受けているのに、治らない人がいる一方で、
医者に見放された末期ガンであっても、治ってしまう人がいる・・
こうした差が出てくるのはなぜか?
現代医療がガンをうまく治せない以上、そこには治療以外の
別のメカニズムが働いていると考えたほうが合理的です。
私はそのメカニズムに”心”が関与していると考えているのです』
1049 【心と体の健康】
「病気を治すために・・あなたは?」
糖尿病の患者さん・・症状があまり進んでいない段階では、食事の改善や適度な運動を医師はすすめます。
一見これは、今までの生活習慣の見直しに思われますが、どうしたわけか、ほとんどの人はうまくいきません。
カロリー制限をしたり、ジョギングや筋力トレーニングなど・・これまでの生活習慣を頑張って変えようとしても、多くの場合、長くは続かずに終わってしまいます。
あるいは、何とか続けることが出来たとしても、数値が一向に改善されず、人によっては、更に悪化してしまう場合も・・。
そこで、医者の指示に従い、血圧降下剤を飲んだり、インスリン注射を始めたり・・薬物療法に依存するようになる・・しかし、こうした治療は
対症療法にすぎず、病気が治るわけではありません。
こうしたパターンが繰り返される原因は、糖尿病の真の原因・・
つまり”心”、すなわち病気の原因となる患者本人の生き方やストレスに、医師は関心を示さず、当の本人も目を向けようとしないのです。
「なぜ糖尿病になったのか?」・・今までの生き方を振りかえり、納得するものを掴んで・・そのうえで治療を始めなければ・・いくら治療に専念しても、改善は難しいのです。
要は、病気を治したいと、「体にいいこと」を自分に強要しているだけだですから、頑張って続けても、楽しくありません・・余計なストレスを生むだけです。
結論から言うと、今までの生活習慣を変えることへの、意味と価値を見出した人のみが、前向きに食事療法や運動療法を続けることができ、症状が改善されるのです。
それまでの、仕事第一の生き方を見直したり、夫婦や家族のあり方、
プライベートを大事にすることに目覚める中で、生活習慣が自然と規則正しくなり、食事の内容も時間も、改善されるのです。
心(意識)が変わり、仕事一辺倒だったライフスタイルが大きく変化し、
ストレスが軽減されていく中で、症状もしだいに改善していくのです。
医者の言うがまま治療と食事療法に取り組んでも、根本原因のストレスや生き方の改善がない限り、症状は改善せず、薬や注射で症状を抑え続けることになる・・”治療”と称する対症療法が延々と続くことになるのです。
患者は「病気を完治したい」一心から、医師の言うまま治療に専念する。しかし、医師は「この患者は治せない」と思っている・・
そして、病気の進行を抑えるために、薬を投与し続けることになる。
患者と医師の病気に向き合う方向に、根本的な隔たりがあることを、
知っておかねばならない。
医学博士・土橋重隆著「ガンにならない生き方」