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知っておきたい、西洋医学の限界

なぜ病気になるのか?


1981年西日本で最初の「食道清脈瘤内視鏡療法」を手掛け、

2千例に及ぶ施行実績を誇る名外科医が、「今の現代医療では、
多くの病気は治せない・・なぜ病気を治せないのか?」

そんな疑問を抱えて、外科医としての権威、地位・名誉を捨て、
フリードクターになった。


再出発のテーマは「人はなぜ病気になるのか?

「病気になる原因がわかれば、その治療法も見えてくるはず」と
考えたのです。

現代医療では、病気になった現象だけを診て、治療が行われる。

病気になった原因を探らず、あくまでも現象に対する治療をする

のみです。

ガンを含む「慢性病」の多くは、大本の原因を見ずに治療が行

われる・・結果として治らない患者さんが、「治りたい」一心で
病院通いをしている・・主治医を信頼して。


                     医学博士・土橋重隆著「病気になる人、ならない人」



1047 【心と体の健康】                                                     「知っておきたい、西洋医学の限界」


健康診断で先生から、「高血圧・内臓肥満・糖尿病・高脂血症を併せ持つメタボリック・シンドロームです・・一つひとつの病態は軽度ですが、
複合すると、脳や心臓に重大な合併
症を起こす恐れがあります・・
きちんとした治療をするように」と促された。

「大変だ、先生の指示に従って病気を治さなければ・・」と誰もが思う。


ところが、現代医学では高血圧も糖尿病も高脂血症も、治すことができません。
内臓肥満は、運動と食事で改善することができるが、西洋医学の薬物療法では、治療は難しいのです。


動脈硬化が進んで、脳卒中や心筋梗塞などの生活習慣病と診断されても、西洋医学では治せない病気なのです。

その他、ウイルス性肝炎も、認知症も、慢性リウマチも、免疫疾患症も、現在の西洋医学では、完全に治す方法も技術もありません。


では、西洋医学で治せる病気はなんでしょう?
幹部を切り取る外科治療は、優れた医療技術です。 メスを使わない、
内視鏡手術や腹腔鏡下手術も、ほぼ完全に治すことができます。
それにもう一つ、細菌性感染症は抗生物質の進歩によって、治せる病気になりました。


西洋医学100年の歴史を経て、ほぼ完全に治療できるのは、抗生物質による感染症治療と、一部の外科治療のみで、ほとんどの病気は治すことが出来ないのです。
それなのに患者は「医師に診てもらえば治る」と思っている。


ところが医師の医療行為は、完治させることが絶対的最終目的ではないのです。医師は「治そう」と、出来る限りの努力をしますが、現実には病気は治りません。

患者を診察した医師は、治せないことを知りながら患者と向き合っているのです・・患者と医師の治療への思いに、大きなズレがあり、誤解があるのです。

                                       医学博士・土橋重隆著「病気になる人、ならない人」

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