■原発・エネルギーを巡る公約
・民主党
「安全確認を得たもののみ再稼働。2030年代に稼働ゼロへ」
・自民党
「10年以内に新たな安全構造を確立。再稼働は3年以内に判断」
・日本維新の会
「脱原発依存。原発のメカニズム、ルールを変える」
・公明党
「可能な限り原発ゼロ。再稼働は国民の理解を得て判断」
・日本未来の党
「全ての原発を廃炉にする”卒原発”への道のりを定める」
・みんなの党
「2020年代に原発ゼロ。再稼働は基準に適合した原発のみ許可」
・共産党
「即時原発ゼロ」
1024 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「選挙公約」
11月26日県立音楽堂で、奈良薬師寺管主・山田法胤の講和を聴きに行ったとき、衆議院選挙に絡んで、私たちに以下、うんちくある言葉を投げかけた・・
「経済なき道徳は 寝言である」
「道徳なき経済は 罪悪である」
資源なき日本・・貿易立国を前面に、現在の繁栄と富を築いてきた。
「原発即時撤廃」や「脱原発」、「TPP阻止」を掲げる政党が、経済を軽るんじるとしたら・・寝言になるだろう。
一方の自民党は、原発を容認する立場・・経済の復活・発展を急ぐあまり、原発存続もやむなしとするなら、それは国民の意志に反して・・罪悪です。
消費税、TPP、原発の存廃と、国論が真二つに割れ、国の根幹にかかわる問題を抱える今、大衆に迎合し、勢力の拡大を図ろうと躍起になるミニ政党。
目先の損得に囚われず、30年先の日本を考える政策を、強力に推進・実行できる政権が現れることを望んでやまない。
以下、29日の読売新聞[編集手帖]からの転載です。
かみさん同士が長屋の井戸端で・・
「お前さんとこのあの人、見込みがあって一緒になったのかい?」
『あるもんかね・・あんな奴!』
「じゃァ・・どうして一緒になったのかい?」
『だって、寒いンだもの・・』 ・・・落語”厩火事”のマクラです。
いまどき、寒さしのぎに結婚する人はいないだろうが、政党同士の結婚は、この落語に似ている・・「だって、選挙で首筋が寒いンだもの」
嘉田由紀子滋賀県知事を代表に発足した「日本未来の党」はどうだろう。嘉田知事は、県民を原発不慮の事故から守りたい一心・・滋賀県の利害のために”脱原発”を掲げ国政に打って出た。
原発のある隣県・福井県への配慮は見受けられず、国全体を考えた政策とも思えない・・そんな政党に、小沢一郎など複数の政党が合流した。
”未来の党”が掲げる政策は、「脱増税」「全員参加型社会」「品格ある外交」・・と、どれもこれも立派だが、抽象的。
「沖縄から基地を少なくとも県外に!」の、鳩山さんがダブッてくる。
手段も道筋も示さずに”夢”を選挙公約に掲げる・・寝言でしかない。
『地球上の飢餓根絶』や『地震・津波の撲滅』を公約加えたとしても、違和感を覚えない。
空疎なスローガン、生き残りのために右往左往する、前衆院議員・・
国家百年を考える政治家が見えてこない・・
過去三年の「決められない政治」「こんなはずではなかった政治」に、私たちの不信感は高まる一方・・
急ごしらえの新党の離合集散・・国政を担う力に欠け、大衆迎合型の新党に、一票を投じ、日本の将来を託してよいものだろうか・・
本当にやってくれるだろうか? 大丈夫だろうか?