« 中性脂肪値が高いと・・ | メイン | 適材適所 »

九つまでに決まる子育て

「いただきます」の意味


日本では、手を合わせて「いただきます」と言ってから食事をします。

「貰う」の謙譲語で、食事を作った人と、食材を作った人への感謝を
表す言葉です。

私たちは、沢山の動物や植物の命を頂いて生きています。

私たちは、命のあるものから命を頂いているお陰で、生命を維持する

ことができるのです。

ですから、「いただきます」と言う前に、「いのちをありがとう」と心の中で

唱えて手を合わせ、その後に「いただきます」と声を出して言うのです。


西欧人も食事の前に、神様に感謝のお祈りをして、「アーメン」と言います。

来日して、日本人の”食”に対する優しさを知り、今まで気づかなかった

ことに気づかされるという。



1007 【心と体の健康】 ~子育て~

「九つまでに決まる子育て」


孫が家に遊びにくると・・食べたものは食い散らかす・・玩具は散乱する・・家の中は鬼ごっこの場と化して、騒々しいことこの上ない。


そんな、元気いっぱいの孫たちをおとなしくさせようと、「あんぱんまん」のVTRを見せて、テレビに「子守」をさせようとする。

見たいニュース番組があっても、孫に幼児番組を見せる方が優先する・・妻も嫁も、それが当たり前に思っている。


子どもを立派に育てようと思うなら、次の二つのことを実行するといい。

まず奥さんが、ご主人をたてている姿を子どもに見せることです。
次いで、家族そろって食卓を囲んで食事をすることです。


朝ご飯と、休日の晩ご飯は、家族そろって食事をするようにします・・
他の何よりも優先して習慣にします・・家族みんなで守っていきます。

ご飯はお父さんからついで、お父さんが「頂きます」と手を合わせてから、家族が箸を取るようにします。
昔、私が子どもの頃は、それが当たり前だった。


父親の前に置かれる煮魚はお頭の部分・・お婆ちゃんは切り身の中ほどの卵が詰まったところ・・子どもは尾の部分と・・決まっていた。

ご飯は最初にお父さん、次いでお婆ちゃん、それから子供たちへと順に注いでいく。
その順番を見て、子どもたちは家の中で、誰が一番大切で、偉いのかを学んでいくのです。
毎日の食事時の振る舞いで、母親が主人を立てる姿を見せるのです。


現在の我が家では、孫たちを先に食べさせてから、大人たちが食事をする。
孫が大人になり将来結婚したら、子どもを両親より先にご飯を食べさせるのを、当たり前に思うでしょう。


食事の乱れが、家族の秩序の乱れになり、子育ての土台がくずれていく。それが、家庭内暴力が多発する原因にもなる。

母親が、(無意識に)ご主人を軽んずる態度を子どもたちに見せると、その反動で、中学になって、お母さんを”どつく”ようになるのです。


私たち夫婦の子育てを振りかえると・・当時、中間管理職・猛烈社員だった私・・単身赴任同様・・ほとんど家に居ず、有給休暇も取らず・・父親らしい子育てをした記憶がない。

子どものしつけはすべて妻まかせ・・仕事一筋の毎日だったのです。

子供たちが反抗期の頃、父親の私にたて突いた。そんな時、「おまえの教育が悪い」と妻を責めたりした。

子育ては夫婦助け合うものです・・「しつけがなっていない」と妻を責めるのは、無責任極まりなく、父親失格です。

父親の厳しさと、母親の優しさが、程よくミックスしたしつけの中で、子どもは立派に成長していくのです。

                                                             綱澤昌永「”つ”のつくうちに家庭教育」

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1653

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「中性脂肪値が高いと・・」です。

次の投稿は「適材適所」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36