■肝臓にやさしい食生活
・糖質が少なく、血糖値が上がらない食品
[ オ ] オリーブオイル
[ サ ] 魚
[ カ ] 海藻
[ ナ ] 納豆
[ ス ] 酢
[ キ ] キノコ
[ ヤ ] 野菜
[ ネ ] ネギ類
1004 【食と健康】
「極端な糖質制限は健康に悪影響」
昨日の「NHKためしてガッテン」で、糖質の摂り過ぎが、アルツハイマーを引き起こすと警告していた。
ご飯やパンなどの主食をできるだけ控え、おかずを中心に食べる「炭水化物(糖質)制限食」が、ダイエットを目指す人たちの間で広がっている。
毎食、カロリーを考えながらの献立は面倒・・という人に受け入れられ、長続きする方法です。
糖質を摂取しないことで、食後に血糖値が急激に上昇するのを抑え、糖尿病を改善する目的で考え出された方法です。
女性雑誌などで効果が強調される一方で、専門医からは、「極端な糖質制限は健康に悪影響」との指摘がなされる。
どこまで糖質を制限すればよいのか・・明確な基準はない。
ご飯やパンを断つ代わりに、肉類や脂質は食べたいだけ食べればよいという、極端な方法が横行しているのです。
米ハーバード大学などは、糖質を制限すると「心筋梗塞」や「脳卒中」の危険性が高まると警告している。
スゥエーデンの女性4万4千人を対象に、16年間にわたって追跡調査した結果、糖質を減らして、タンパク質を中心にした食事の人ほど、こうした病気の危険性が高まるという。
健康を維持するには、バランスのよい食事が不可欠です。
炭水化物を減らしても、必要なカロリーを確保しようと、肉や天ぷらなどを食べ過ぎると、血液中の脂質が増え過ぎ、腎臓への負担が高まります。
では、どのような食事がよいのか・・
医師が勧めるのは「穏やかな糖質制限」です。
一回の食事でとる糖質の目安は、小さ目のおにぎり1個。糖質は梨などの果物に多く含まれるので、食後のテダザートは控えるようにします。
また、一食あたりのタンパク質は、サンマなら2尾まで、ステーキも200グラム程度に抑えます。
食べる順番にも気をつけます・・オリーブ油などをかけた野菜サラダや、肉・魚料理を先に食べると、糖質の吸収が抑えられ、比較的早く満腹になって、血糖値の上昇が穏やかになります。
ご飯とみそ汁を最後に食べる、懐石料理のような食べ方が理想なのです。
9月2日・日本経済新聞