■「ミカンの色素」に、生活習慣病の予防効果が・・
これまでの調査研究で、ミカンを沢山食べて、血中のミカンに含まれる
色素成分の濃度が高い人ほど、メタボリック症候群や動脈硬化、糖尿病
にかかる割合が低いことが、明らかになっている。
金沢大学の太田特任助教は、愛媛大などと共同で、医学的検証を行う
研究を開始したところ、脂肪肝を抑制する効果があるとのデーターを得た。
今後さらに実験を重ね、予防効果や仕組みに迫っていくという。
厚生労働省によれば、日本人一人当りの果物摂取量は、摂取目標の
200グラムには遠く及ばない117グラム。
太田助教は「果物は甘いので、血糖値を上げると誤解している人が多い」
と指摘。「生活習慣病予防のためには、ミカンを食べるといい・・」と奨励
している。
992 【食と健康】
「ダイエットを成功させるために(2)」
日常生活の小さな行い、行動を一つずつ変えていくことで、消費カロリーを増やすことが出来ます。
例えば、体重60キロの女性の場合、座ってテレビを見ていると、10分間で10キロカロリー消費します。 これが、立って会話しながらだと、15キロカロリー・・ 消費カロリーは1.5倍になります。
寝転んでテレビを見ているようでは、ダイエットになりません。
部屋を片付けたり、台所に立ったり。
運動することが減量の目安になるのは、20分以上有酸素運動をしたときです。夫婦で朝の散歩を楽しむ。近所の公営プールで泳ぐ、歩く。
趣味のテニスやゴルフで汗を流す。ヨガ、気功、エアロビなど、同好会に入って汗を流す。
スポーツジムで筋肉トレーニングをするのも減量につながります。
筋肉は、運動していなくてもカロリーを消費するので、筋肉を増やすトレーニングをすれば、その分痩せやすくなります。
自分の生活スタイルに合った運動を見つけ、同好仲間と楽しく運動することが、長続きするコツになります。
運動するとお腹が空きます・・消費したエネルギを補おうと、体内の脂肪が燃焼する時です。
1時間歩いても、消費するエネルギーは200~300キロカロリーです・・ショートケーキ1個でチャラです。我慢できずにお菓子をつまむ・・すると、ますますお腹が空いて我慢できなくなる・・せっかくのダイエットが無駄になってしまう。
金大付属病院「NPOチームダイエット」たかむら俊成准教授