■継続は”力” 鍵山秀三郎語録より
「箸よく盤水をまわす」
自分の力がどんなに小さくても、一生懸命心をこめて、あきら
めずにやり続けると、不可能と思われる大きなものも動きだす。
ひとたび動き出してしまえば、止めようとしても止まらない。
「 十年 偉大なり ・ 二十年 畏るべし
三十年 歴史になる ・ 五十年 神のごとし 」
トイレ掃除五十年から生まれた言葉で、中国の教えです。
991 【食と健康】
「ダイエットを成功させるために・・」
内臓脂肪の蓄積が要因となり、脂質異常、高血圧、高血糖などが重複した状態になることを「メタボリック・シンドローム」と言います。
メタボと診断され、今度こそはと食事の改善に取り組んでみても、思うような結果が得られず、あきらめたことが過去何度あったことか・・。
そこで、毎日食べた物を、ノートに記録しておくと、ダイエットに成功する確率が高くなるという・・記録ついでに、食事の時間も書き込んでおく。
記録しておけば、いつどんな食事をとったか一目瞭然・・「数日単位」で記録していくと、心にブレーキがかかり、減量に貢献するのです。
三日前の夕食・・何を食べたか? 記録を見れば一目瞭然です。
その効果は・・豪華な肉料理の翌日は、野菜中心の控えめの食事にしようと、心iブレーキがかかり、ダイエットにつながるのです。
毎日完璧に記録しなくても、”三日間を一単位”にして、帳尻を合わせるようにします。この三日坊主を365日繰り返せば、1年で約100日間実行したことになる。こんな小さな心がけでも・・積み重ねれば、メタボ改善に大きな効果があるのです。
単身赴任や一人暮らしをしていると、どうしても外食や、コンビニ弁当に頼ってしまいます。また、仕事が忙しいと、夕食をとる時間が遅くなって、食生活が不規則になります。
加えて夜遅くの食事は、体内脂肪を蓄え、脂肪組織を肥大させます。
食事の間隔が長いと、空腹感が増して「ドカ食い」の原因になります。
解決するには、夜の仕事の合間に”おにぎり”を一個食べるといい・・空腹が緩和され、仕事の後の夕食の量を、自然に減らすことができます。
コンビニで弁当を買う際も、野菜の少ない弁当が多いので、サラダを一品付け加えます。少々量が増えても、「野菜2に対して肉が1」の比率を守ることが大切なのです。
食事の量は、減らすことだけでなく、加えることも、ニューを選ぶ際の工夫になります。
ダイエットに取り組む時、食事のみでやせようとするのは、リバウンドしやすい体になります。運動を組み合わせることではじめて、長続きするのです。
金大付属病院「NPOチームダイエット」たかむら俊成准教授