■医療に対する思い込み
[薬を飲まないと病気は治らない]
風邪のひき始め・・「すぐに薬を飲まなければ・・」と思う。
薬は、自然治癒を助けるのが目的であって、薬で風邪を治そうとしない
ことです。 咳や熱が出るのは、早く治そうとする身体の反応です。
それを無闇に 抑えるのは、「自然治癒」を邪魔することになり、
治るのを妨げることに なります。
ここで注意したいのは、30歳未満の若者であれば、抗菌薬を処方しなく
ても自然に治ります。しかし40歳以上は、医師が処方する薬のお世話に
ならないと、治りが遅いでしょう。
市販の風邪薬を呑んでこじらせ、辛い思いをしてから病院を訪れる人も
多く、たかが風邪と、侮ったりすると厄介なことになります。
中村仁一「自然死のすすめ」より
974 【食と健康】 「10キロ減量に成功」
11日月曜朝のTV番組で、糖尿病を持病に持つ俳優の渡辺徹が、先月5月に心筋梗塞の手術を受け、90キロあった体重を11キロ減らして、現役復帰の会見をしたと報じていた。
私も昨年10月、70歳の古希を迎えたのを節目に、11月から減量に挑んだ。
年をとっても相変わらず旺盛な食慾・・朝食はパンに目玉焼き、ヨーグルト、そして大好物のソーセージ、チーズなど、高カロリーの洋食派。
外食は、焼肉や中華料理、豚骨ラーメンなどを好み、好物の寿司はトロに舌鼓。
食べて飲んで、のんびり過ごしているうちに、ベルトがきつくなって、お腹周りが気になりだした。
腹囲は、男性の基準85センチを超える93センチのメタボ。
お腹がぷっくらふくらみ、胸や背中にぜい肉が付いて、体重は過去最高の83キロになった。腹部をつまむと、皮膚の下に柔らかい脂肪が付いている。
これは皮下脂肪で、胃腸や肝臓など大切な内臓を暖かく保ち、外傷から守ってくれる。一定の皮下脂肪は生命を維持するには不可欠だが、蓄え過ぎは良くない。
注意したいのは、肝臓など臓器の周りについた「内臓脂肪」・・内側からお腹を膨らませるので、皮下脂肪のようにプヨプヨせず、パンと張っている。
やせているのに、お腹だけプックり出ている人が年配者に多い。
筋肉が衰えて基礎代謝が減り、普通に食べても脂肪が燃焼しない。
内臓が下垂し、腹筋が衰えて内臓を外から押さえる力が弱まって、お腹がせり出してくるのです。
肥満は、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高める、「不健康」の代名詞だが、内臓脂肪は皮下脂肪より燃焼しやすいので、食事を制限したり、運動量を増やせば、効率的に腹をへこますことができます。
加えて私は猫背・・猫背もお腹がせり出す原因の一つ。
見た目はそれほど肥満に見えないのに、猫背・前かがみの姿勢が原因で、お腹の皮下脂肪がたわんで、お腹が突き出て見えるのです。
無理なく、楽しく減量に取り組んで半年・・先月の5月末、11キロ減量に成功して72キロになった・・月平均2キロ弱減量したことになる。
では、どのようにして減量したのか? 次号はその方法や体験を話します。