■次世代に引き継がれる遺伝子
次の世代へ引き継がれる遺伝子には、本人の努力で変えられる機能と、
変えられない機能があります。
顔の形や性格など、人の個性に結びつく遺伝子は、親から受け継いだ
「設計図」と言えます。その遺伝子が変化すると、病気の原因になります。
「うちの家系はガン系・・」と言うように、癌や糖尿病、肥満などが、遺伝子
と関わっている。複数の遺伝子が絡んで発症するこれらの病気は、生活
習慣や環境の変化で防ぐことができます。
一方、血液型や肌の色など、単一もしくは少数の遺伝子で決定する体
の機能は、生まれながらのもので、変えることはできません。
遺伝病でも、特定少数の遺伝子の異常で発症する病気は、本人の努力
だけでは防ぐことは困難です。
金沢医科大・遺伝子医療センター/新井田要センター部長
957 【心と体の健康】 ~幸せな人生~
「人生に成功する条件」
「人生に成功する条件」を問われたら、あなたには何が一番大事でしょうか? 私は「目標」を持つことが一番と思っている。
目標がはっきりせず、目標のない人生に成功はないと思うからです。
人によって求める目標は様々です。目標が違えば、やり方も違ってきます。 ところで、目標の中の何が大切でしょうか?
目標の中で一番大切なのは、長期の”遠い目標”を持つことではないでしょうか。
何となく高校から大学へ進学し、将来を深く考えることもなく、「安定しているから」という理由だけで、大手企業に就職・・目先の目標にしか意識が向かない・・そんな若者が少なくありません。
以下、川人正臣編「仕事と人生/第二章人生・厳しい現実を生き抜く」から・・
「自分が本当にやりたいことはなんだろう」・・この自分への問いかけに、答えを持っているかどうかが、最も大切なのです。
一度しかない人生・・やり直しの聞かない人生・・後戻りのできない人生。
自分が本当にやりたいことをやり通して、人のお役に立ち、人から評価される。そうして人生を終える時、「自ら歩いてきた人生に悔いはない」と心の底から言い切れる・・そんな人生でありたいものです。
4月11日NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」で、自分の将来に迷っている息子に、父親が「人の役に立って、感謝されてこそ意味がある・・金儲けがすべてではない!」と諭している。
「役に立つ人は認められ、役に立たない人は落ちこぼれる」
役に立つかどうかは、努力している姿を他人がどう認めるか・・その評価で、お役立ちの大きさや、中味が違ってくる。
「いま日本の社会は大転換期、激動の時代に入っている。
今までの価値観や考え方が通用しなくなってきている。
強い者が残り、弱い者は捨て去られる・・実力がなかったら誰からも相手にされません。人の役に立てない人間は、生きていけません」
「自分の進む道は何なのか・・どんな目標を持っているのか・・どこへ向かって進もうとしているのか」
「この問いに明確に答えられるよう、自分自身を見つめなおすことです。心の底から湧き出てくるターゲット・・それが明確になった時、厳しい現実を生き抜く道が拓けるでしょう。充実した人生の第一歩になり、人生に成功する条件が満たされるのです」