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ゆでガエルの法則

消費税・閣議決定

以下、3月30日PM5;30、NHKラジオニュース解説から・・

「すったもんだの挙句、30日朝消費税法案が閣議決定された。

早ければ、今国会に法案が提出される 」


「小沢元代表を中心とした民主党反対派が、消費税増税阻止を

唱えるのは、消費税で選挙が戦えず、落選するからです。

”政治家”は国の将来を考え、”政治屋”は次の選挙しか考えない。

国民のための政治を忘れた国会議員に、政治不信はつのる」


「消費税を30%に上げ、年金支給を75歳にしない限り、年金破

たんは避けられない・・もし実施したら、革命が起きるだろう。

10%に上げても焼け石に水・・3年も持たずに財政難になるだろう 」


「今のままだと、日本の国債は十年後に破たんし、日本は破産す

る・・危機は間違いなく訪れる。なのに、国会議員も国民も切迫感

がない。『まだまた先の事・・まだ大丈夫』と思っている。

国民総ゆで蛙である 」


954 【吉村外喜雄のなんだかんだ】

「ゆでガエルの法則」


消費税引き上げ法案・・二月下旬の産経新聞の世論調査では、反対60%、賛成40%と、反対が20ポイント上回った

NHKのニュース解説者は、この数字を見て「日本は”ゆで蛙”になっている」と言った・・


「ゆで蛙の法則」とは・・二匹のカエルの一方を熱湯に入れる。
もう一方のカエルは冷水に入れ、下から熱していく。
すると前者は、直ちに飛び跳ねて脱出する・・
それに対し後者は、徐々に水温が上昇していくのに慣れて、危機感がマヒ・・熱湯に近づく頃には、もはや脱出する力を失い、ゆで上がってしまう。


円高に苦しむ日本の中小企業・・過去十数年、何度も円高の試練に見舞われながら、何とか切り抜け、乗り越えてきた。

「このままでは、いずれ立ちいかなくなる・・何とかせねば」と思いつつも、つい今の環境に甘んじているうちに、更なる円高へ・・もうどうにもならない「ゆでガエル」である。
いまさら手を打とうにも、体力が残っていない・・倒産するか廃業するか・・お先真っ暗である。


ゆでカエルの話を、他人事と笑うことができるだろうか。
地球温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、異常気象、いつ襲ってくるかわからない巨大地震・・まだ大丈夫・・先のことだと、変化に気づいていながら楽観視して、問題を先送り・・「ゆでガエル」になっていく。


私たちの会社を覗いてみると・・課長の時は、情熱的に新しい企画を提案し、取り組んでいた社員が、功績を認められ役員になったとたん、失敗をおそれ、事なかれの保身に走る。


居心地の良い地位を得たことで、保身に走り、社長取り巻きのイエスマンになっていく。
ぬるま湯に浸り、誤った施策がまかり通る、ゆでガエル会社になっていく。


昨年秋、84億円を博打でスッて、会社に莫大な損害を与えた大王製紙の井川前会長・・社長も役員も不正を知りながら、見逃してきた・・ゆでガエル企業の典型でしょう。


長年社長職にあると、気づかないうちにぬるま湯に浸っていく。

自社の経営環境が変化しつつあることを、気づいていながら、思い切った施策が打ち出せないでいる・・今までと変わらぬ経営をしていても、そこそこ利益が出ると、「当面は今のままで・・」と自己満足し、ゆでガエルになっていく。

                                                (株)新経営サービス「ゆでガエル理論」より

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