■ゴルフは、陰と陽のバランスで成り立つスポーツ
ゴルフの魅力はドライバー・・力強いドライブを打って、
同伴者の「ナイスショット」の声が心地よい。
そのパワーは男性的です・・これは、中国では”陽”になる。
方や、アプローチショットとパターは女性的・・”陰”になる。
男性的要素と、女性的要素の両方が、ゴルフのスコアメイク
に重要な役割を果たすのです。
ドライバーは豪快に、アプローチは美しく、パットは繊細に・・
陽と陰がバランスよく調和して、魅力あるゴルフが楽しめる
のです。
934 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「大叩きをなくすには・・」
スタートの3ホール、ミスなく無難にスコアをまとめて、「今日はいけるぞ」と思った第4ホール二打目・・思わぬミスショットが出て、池ポッチャン!
なぜミスをしたのか? 軽く打ったのが原因か?
ここで、真の原因をつきとめなければ、「下手なショット」と呼ぶものを、これからも打ち続けることになる・・
さあ、考えてみよう・・どうしてあのようなミスショットが出たのか?
答えは、「”心”をコントロールできなかった」ことにあります。
池ポチャの原因・・それまでの3ホール無難にまとめたことが、無意識の緩みになり、おごりになり、注意が散漫になる。練習場では何でもないショットも、油断すると大けがになる。(仕事でも車の運転でも同じことが言えます)
誰もが経験する「素晴らしいショットの後に出る、ミスショット」
つい安易に、集中力の切れたスイングをしてしまうのです。
ゴルファーの心は「技能」と「感情」・・二つのまったく相反する狭間で、揺れ動いている。練習を重ね、技能を磨くほどに失敗が減り、よいスコアが出るようになる。
一方で心を鍛え、自分の考えや感情を、自由にコントロールできれば、不安や恐怖から解放され、大叩きで悩むことがなくなります・・
勝つことはいたって簡単でしょう。 心をコントロール出来ないから、アマチュアなのです。
プレー中の心の乱れは、練習には表れません。コースに出ると、「谷越えに失敗したら・・OBだ」「あのバンカーに捕まったらおしまい」と、プレッシャーが恐怖になり、思うようなスイングが出来なくなるのです。 マーク・フィッシャー著「すべてが奇跡に変わるとき」
心の乱れをコントロールする術は、日本古来の武士道・・剣道、弓道、合気道などの高段者が体得しているのです。ですから、私のような素人には、とても無理な問題です。コースに出て場数を踏んで、心を鍛えるしかありません。
ブロ、アマチュアを問わず、ほとんどのゴルファーが「飛距離」を気にします。石川遼がそうだが、飛ばすことに固執すると、スイングリズムが崩れ、プレー全体に影響します。
遠くへ飛ばすことも大切だが、力を7~8割に抑えてプレーする方が、良い結果が得られるのです。