■我家の宗旨「浄土真宗」とは
[本 尊] 阿弥陀如来
[経 典] 仏説無量寿経 (大経)
仏説観無量寿経(観経)
仏説阿弥陀経 (小経)
[宗 祖] 親鸞聖人
[宗 派] 真宗大谷派
[本 山] 真宗本廟(東本願寺/京都市)
924 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「南無阿弥陀仏」の意味
我が家は浄土真宗です。仏壇にお参りするときに唱える念仏は「南無阿弥陀仏」
お婆ちゃんは「なんまんだぶ・・なんまんだふ」と口づさみ、お爺ちゃんは「なんまいだ~」と唱える。
ところでこの念仏、どんな意味なのでしょう? 真宗入門書を読むと、「南無阿弥陀仏」の意味を、「南無」「阿弥陀」「仏」の三つに分けて説明している。
「南無阿弥陀仏」は、インドのサンスクリット語を、中国の漢字に置き換えたものです。しかし、個々の漢字の意味からは、「南無阿弥陀仏」にはたどりつくことはできません…
「南無」は、サンスクリット語で「屈する」という意味になり、「ナマス」を音読みしたものです。中国語では「帰依」と訳していて、日本では「相手を敬う、おまかせする、従う」という意味になります。
「阿弥陀」は、「限りない命」を表す「アミターバ」という言葉と、「果てのない光」を表す「アミターユス」という言葉の語幹になります。「計り知ることができない」という意味になり、「計り知れないものを、人間は持っている」という意味にもなります。
「仏」は、「ブッタ」というサンスクリット語が語源で、仏教では「悟りを開いた者」という意味に使われています。
宗祖・親鸞聖人の教えは、「信心一つで救われる」という教示です。
日々「南無阿弥陀仏」を唱えていると、未来への不安が取り除かれ、功徳がもたらされて「信心獲得」・・苦しみに沈んでいた人生が、明るく楽しい人生に転換するのです。
そうして煩悩から救われた喜びを、阿弥陀仏にお礼を言わずにいられなくなり、「なんまいだぶ・・なんまいだぶ」と手を合わせるのです。
要するに「南無阿弥陀仏」は、仏様へのお礼の言葉なのです。
日頃私たちが言う「ありがとう」の言葉を、仏壇の前で手を合わせ、阿弥陀様にお礼を言う時、「南無阿弥陀仏」になるのです。