■食料の供給
日本は、和洋混合の食文化豊かな国です。
一方、食糧自給率は40%を切り、先進国では最低値である。 先月、世界の人口は七十億に達した。今世紀末には百億を超えるという。
国内で消費する穀物や野菜・肉・魚の多くを、外国からの輸入に頼る日本。
いずれ、輸入困難の時代が来るだろう…終戦後の約十年、配給食糧だけ
では食べていけないひもじさを知る私…飢餓に苦しむのはもう御免です。
現在の農家の既得権を守ろうとする、TPPへの狭い考え方から脱却し、
日本の優れた農業技術で、価格競争に巻き込まれない、高品質の
農産品を開発し、世界に輸出していく方向に、目を向けるべきでしょう。
更に、日本の優れた農業技術を海外に移植し、現地の生産性を高め、
人口増に苦しむ開発途上国に貢献する。更には、日本への食糧供給国
へと育てていく…そんななグローバルな農業を目指したいものです。
923 【心と体の健康】
~食と健康~「早食いは太る原因-2」
食事のスピードが速いほど、肥満度が高まります。 早食いで、お腹いっぱい食べないと満足できない人は、一時的にダイエットに成功しても、すぐ元に戻ってしまいます。
肥満の原因は、摂取エネルギーだけでなく、食習慣や食行動、運動不足が大きく関わってきます。
早食いや、夜遅く食事をする「習慣」に加え、油を使った高カロリー食品や、お腹が空くとスナック菓子をつまむ「食行動」を改善しない限り、体脂肪は増え、肥満は解消しないでしょう。
早食いが太る原因になるのは、脳内の満腹中枢が関わってくる。食べた物が胃にたまると、その信号が脳に伝えられます。早食いの人は、”満腹”を自覚する前に、必要以上の量をお腹に入れてしまうのです。更に、早食いの人ほど「食物繊維の摂取量が少ない」ことも分かってきた。
穀物や野菜に含まれる食物繊維が歯ごたえを増し、すぐ呑み込めなくしてくれる…例えば玄米を主食に、野菜を副食にすると、ゆっくり噛んで食べる習慣が身に付いてくる。
早食いで、食べた物を3~4口で、噛まずに呑み込んでしまう人は、食品の本当の味と美味しさを知りません。
食べ物には、表面の味と、内側からしみ出る味がある。
よく噛んで、中からしみ出る味をしっかり味わうなら、ダイエットで食事の量を減らしても、満足度は変わらず、食事を美味しく味わうことができるのです。
男性は、30回噛んだくらいでは、体重は減りません。
量を減らすと、食べた感じがしなく、ストレスが溜まる人もいます…「腹八分の食事」に慣れることです。
「夜遅く物を食べる習慣」も、太る原因になります。 食事は夜7時、寝る3時間前に済ませ、以後一切口に入れないことです。
人の体は、寝ている間に、活発にエネルギーを脂肪にため込みます。昼間は、脂肪を分解してエネルギを作り出します。脂肪をため込む量は、夜は”昼の20倍”になることが、神奈川工科大学の調査で明らかになった。
日経新聞「SUNDAY NIKKEI」
三週間で7キロという急激な減量に、周囲からリバウンドを心配されたが、ダイエット開始と同時に、食習慣の改善に取り組んだので、空腹がストレスに結びつくことはなかった。
ダイエットに成功した11月下旬、能登島でゴルフを楽しんだ。カートに足が向かず、落下地点へ足取りも軽く歩いていた…歩くことが苦にならくなったのです。