■「つれあいにモノ申す」 中日新聞
[産地物にかぎる]
干物が大好きな夫が、産地からアジの干物を、
30枚もお取り寄せ。
夕食の時、「やっぱり産地直送は違う…絶品、うまい!」
『 … 』 私は言えませんでした…2日前にスーパーで
買ったアジを、先に焼いたということを。
[ 犬 ]
「来世も夫婦になりたい?」って聞くと、
「しょうがない、面倒見てやるわ」と夫。
私も「あなたが犬になってたら、面倒見てあげてもいいわよ」
と返した。
翌朝、二階から「ワン、ワン」と言って下りてきた。
916 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「県民性(5)」
富山・石川・福井の県民性を、様々な視点から取り上げてきましたが、石川県にはまだまだ隠れた「日本一」が数多くあります。
コンビニのレジの横に置いてあるユニセフ募金箱。
この募金額を人口千人当たりで換算すると、石川県は3,691円…なんと全国平均の6倍にもなる。
一世帯当たりの和服、それと茶碗類の消費支出も日本一。 ネクタイの年間支出額は2,900円で、全国平均1,400円の二倍になる。
これらは、加賀友禅、九谷焼、茶道などの伝統文化が今なお盛んなことと、見栄っ張りな県民性の表れといえます。
実際、耐久消費財は、高級品から売れる傾向があるし、中でも、金沢は衣食住すべてに派手。
加賀百万石の城下町として栄え、独自の伝統文化を築いたことが、「富山や福井の人とは違うのや…」という、都会人気取りの人が多く、プライドが高いことが影響しているようです。
人間国宝が七人と、京都に次いで二位。また、日展入選者は二位の京都の倍に近く、全国平均の六倍強とダントツに多い。
石川県の一世帯の食品消費量では、鮮魚、レンコン、お餅が全国一位…鮮魚はなるほどと思う…レンコンは金沢が特産地であり、お餅は、よその県がお正月だけなのに、石川でも能登は祭りが多く、祭りのお供え物として消費されるからでしょう。
教育面では、高校進学率が98,6%で全国一位。
登校拒否の児童数の比率が全国最小なのは嬉しい。
景気低迷による完全失業率が、過去最悪を更新する中、石川県の中年(45~54才)の完全失業率1.8%は、全国最下位。全年齢でも全国41位。五十五歳以上の高年齢者就職率も、北海道、岩手に次いで三位と高い。
それを裏づける経済成長率は、高知県に次いで全国二位。石川県の生活、雇用環境は悪くなく、住みやすい県といえます。
その他、産業展示館の事業所当たりの面積は全国一位。ホテル旅館の数も人口比、長野県に次いで全国二位。
ちなみに和倉温泉の加賀屋は、「プロが選ぶ100選」で、31年連続日本一の座を守っている。
有感地震は全国平均年/396回。能登大地震に見舞われるまでは、石川県はわずか72回と全国最下位で、最も地震のない県だつたのです。
石川県は風水害も少なく、穏やかな土地柄。どんなに窓際に追いやられても、減給されても、会社に居つづける人が多いのが石川県民。
転職して、「自分をもっと評価してもらいたい」といった、野心や行動力のある人が少なく、職場の定着率では、石川県が81.4%で、全国平均の74.8%を上回っている。
控えめで忍耐強く、のんびりしていて、保守的な石川県人。薬売りに代表されるように、商工業が発展し、何事にも積極的な富山県人とは対照的です。