■別人に変身した石川遼
8月8日、ブリジストン招待最終ラウンドが行なわれ、最終日、首位と
1打差、11アンダーの2位から出た石川遼は、スコアを更に一つ
伸ばしたものの4位タイで終え、アメリカツアーでは初めて、優勝争いに
絡んだ。
今年の石川遼、春からスイングが乱れ、予選落ちしたりして、実力を
出し切れずにいただけに、喜ばしいことです。
「好成績の理由は、”脱”タイガー・ウッズ」
ウッズの速く・力強いスイングをモデルにしてきた”遼”…ショットの
安定性を欠いていた。全英オープンで予選落ちした後、”ジャンボ”
からアドバイスを受け、スイングを改めた。
ブリジストン初日の石川遼は、”別人”になって現れた…外国人選手も、
TVで観戦していた私たちも…みんなびっくり。
帽子から後頭部へ長く伸び出た髪が消え、襟足や両サイドを刈り上げた、
ありふれたヘアスタイルに…一目には、誰かわからなかったくらい。
「見苦しいから髪を切れ」と言われていたようだが、前の髪形の方が
若々しくかっこ良かった。 g00 ニュース
892 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「ゴルフ・・韓国に日本が勝てない理由(2)」
ここ数年、国内の男女プロゴルフツアーで、
韓国人選手の活躍が目立つ。毎回、韓国選手が優勝をうかがい、
日本のゴルフツアーを乗っ取ってしまいそう…
■韓国と日本では、教え方の順番が違う
日本のゴルファーは、まず「ボールをどこに、どう飛ばすか」ということと、
「クラブにどうボールを当てるか」
ということを考えさせ、教えられた。
韓国では、「ボールがどこへ飛ぼうが気にするな…まず”いい形”
を繰り返しスイングできるように…体に覚えさせることだ」と練習に励む。
岡本綾子が絶賛する「韓流スイング」の秘密は、こんなところにあるのです。
■技術面での違いは…
韓国のプロは「パッティングがうまい」
昨年の日本国内・部門別ランキング・平均パット数では、
上位5人の内4人が韓国勢。
韓国選手のイム・ウナにそのことを尋ねると、
「韓国選手はパッティングはうまいと思います。でも、アプローチは日本選手の方が上手です…」
昨年、国内ツアーで賞金女王の座を射止めたアン・ソンジュは、
パッティングランキングで一位に輝いている。
■家族の献身
韓国が強い理由に「内的要因」があります。
子どもが一流プレーヤーになるためなら、親は全財産を注ぎ込むこともいとわない。
優秀なコーチのレッスンを受けるために、家を売ってでも実現させようとする。
家族全員が、子どものために海外に移住するなど、
親子が一緒になって夢を追い求めようとする。
この傾向は、スポーツだけでなく、全ての面で”家族の絆”が強い民族です。
内面的には、ジュニア時代から家族の応援を受け、外面的には、国家や学校、
社会が後ろ盾となって、強い韓国選手が育っていくのです。
8/4 日経新聞