■企業の社会的責任 論語の友
「人間の心」から
0111中毒事件…「ユッケ」が原因の中毒事件、あるいは、O111が原因
の死亡事件、何れも過去40年、世間を騒がせる事件は起きていない。
こうした経緯が、「生肉の安全管理」に緩みが生じ、企業存続が問われる
今回の事件になった…想定外だったのでしょう?
戦後、ひたすら欧米文化にあこがれ、豊かな社会を築いてきた日本。
世界に誇る豊かな国になった今、いつしか人間としてあるべき姿が乱れ、
倫理感が薄れ、危惧すべき問題が山積する社会になった。
止め処もなく企業犯罪が繰り返される中、高まってくる「企業の社会責任」
…その問題解決の原点は、個々の”心”にある。
以下、ある中小企業の社長さんの言葉です。
「心のない企業はつぶれます。理念のない企業もつぶれます。
自社の利益だけを考えていれば、一時は儲かるでしょう。
しかし、必ず行き詰るでしょう。お客様を忘れた企業はダメになります。
取引先、社員、自然を粗末にする企業もダメになります。
お客様を大切にし、心を大切にする企業は栄えます…これは天の理です」
864 【吉村外喜雄のなんだかんだ】
「思い込みの怖さ」
■優先席の若者
「職場の教養」から
Aさんが帰宅途中、電車に乗っていた時のことです。
優先席に、音楽プレイヤーを聞きながら座っている若者がいました。
Aさんが帰宅途中、電車に乗っていた時のことです。
優先席に、音楽プレイヤーを聞きながら座っている若者がいました。
しかしその前には、背を曲げた高齢の女性が、
手すりを握りしめていたのです。
若者は席を譲るどころか、目を閉じたまま、音楽に没頭しています。
その様子を見ていたAさん…「どうして席を譲らないのだろう」と思うと同時に、
若者に声をかける勇気もない自分に、 苛立ちを感じていました。
電車は次の駅に到着し、若者は席を立って、電車を降りて行きました。
その様子を眺めていたAさんは、若者の片足が義足であることに気づいた。
「何故席を譲らない」と心で責めていたAさん…複雑な思いになった。
人を見た目で即断することの恐さを知ったのです。
それからのAさん…相手の話をよく聞き、ただ一点だけを見て判断することのないよう心がけました。
それからのAさん…相手の話をよく聞き、ただ一点だけを見て判断することのないよう心がけました。
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0111事件で、
フーズフォーラス社長の謝罪シーンが繰り返し全国に放映された。謝罪する社長さんの言動に問題があり、視聴者に悪い印象を与えたのです。
その映像が、
社長の人格となって一人歩きし、企業イメージを失墜させ、
社長を知る人たちだけでなく、 ほとんどの人が、たった数分の映像を見て、それがすべてであるかのように、
厳しい非難の目を向けたのです…
若い社長にとって初めての記者会見…四十人近くのらつ腕記者に囲まれ、
約二時間半質問攻めに合った。最初は冷静に対応し、
応答していたが、記者の畳み掛け、あおるような追求に、ついたまりかね…切れた。
してやったり…その部分がスプークされ、切り取られて、
お茶の間に流れた。
一部始終を見ていた私…日頃は穏やかで聡明、責任感の強い社長なだけに、
マスコミ報道の残酷さを見せ付けられた思いです。
アルカイダの頭目ビンラディンが米軍に発見され、 殺されたニュース…
大統領の会見発表を好意的に受け止めた私だが、
その後、無抵抗の本人や家族を、
射殺したとの報道…
何故逮捕して、裁判で全容を明らかにしようとしなかったのか?
フセインを悪人に仕立てたときのように、米国に不利益な事情があって、裁判で明らかになるのを恐れたのだろうか?
大きな事件の裏に、真実が隠されていることがよくある。真実が表に現れて来ることは滅多にない。
<参考>
メルマガ No 96「アメリカの謀略? リメンバー9/11」
No 98「アメリカの謀略? リメンバー9/11(3)」
No834「イスラムにとって聖戦とは」