■小数精鋭とは 「理念と経営・
6月号」
『少数精鋭とは、精鋭を少数集めることではなく、
組織の中を小数にすること、
誰もが自立的に反応
し行動して、自ずと精鋭に育つということである』
オムロン(立石電機)創業社長”立石一真”のことばです。
急成長を果たした立石社長。ところが、社内に官僚主義が
はびこるようになり.、成長に急ブレーキがかかった。
そこで、大企業でありながら、中小企業の熱意と創意工夫
を社内に取り入れるべく、冒頭の「小数精鋭」を実践した。
これによって、大組織に埋没しかけた社員を、もう一度自ら
積極的に仕事をするように鍛え直し、再び快進撃を開始した。
”野武士集団”と言われた総合電機トップメーカー。日本一
になった住宅会社。起業10年で化粧品業界大手6位に…
この三つ企業に絡んた職業で、人生を歩んできた私…
何れの企業も、発展の途上で官僚主義が目に付くようになり、
成長にブレーキがかかったことを、この目で見てきた。
776 【心と体の健康情報 】
~幸せな人生~
「頑張れ日本・頑張れ本田圭佑」
25日未明のベルギー戦の日本チームの活躍は素晴らしかった…興奮した。
今日29日夜11時、いよいよパラグアイ戦だ…堅い守り、怒涛のような攻め…
日本とよく似た相手だが、今日勝って、ベスト4進出がみんなの悲願です。
■以下は、中日春秋からの抜粋です
作家の童門冬二さんが、木下藤吉郎の「一夜城」の逸話を語る時、”
にぎり飯とおかゆ”を、例に上げている。
組織は『にぎり飯の米つぶでなければならない』と、組織論を展開する。
組織がだらけきって、米つぶが自分を見失っている状態を、
”おかゆ”
に例えているのです。
自分の意思がなく、組織の言いなり…だから自らの大切なものは、”汁”
という悪しき習慣に埋没してしまっている。
一方、にぎり飯は違う…にぎり飯という組織の中にあって、
握られた米粒が一粒一粒、自分は米粒であることを主張している。
自分にしかないアイデンティティをしっかり守っているのです。
岡田監督率いるサッカー日本代表は、「にぎり飯型」の強いチームだ。
選手一人ひとりが使命を自覚し、攻守にわたって役割を果たした結果の、
決勝トーナメント進出である。
勝因は我が故郷、星陵高出身の本田圭佑選手の活躍によるところが大きい。
今年1月、本田選手がチームに合流してから、それまで得点力の低かった、
チームワークにこだわるパス回し戦法から、チャンスが来たら積極果敢にゴールを狙う…そんなチームに変身した。
当初心配された世界の高い壁を、選手一人ひとりが輝くことで、
ひらりと乗り越えてしまった。
決戦を前にして岡田監督は、自軍を「蝿」に例えた。
W杯に臨む選手を発表した時、岡田監督は日本の強みを
「蝿がたかるような…」と表現して、
フアンは違和感を抱いた…
蝿には強者のイメージはない。非力である…「せめて蜂に…」と、
日本サッカー協会会長がこぼす。
それがどうだ!日本は一次リーグで、追っても追ってもまとわりつく蝿のごとく、
オランダやデンマークを追い回し、
互角に戦い、そして勝った。
相手は「不屈のライオン」の異名を持つ強豪である…
ちょうど、イソップ寓話のごとく…
本田選手は、
オランダやロシアで苦労の末身につけた、
「勝ちを掴む個性のハーモニー」
を、
日本チームに持ち込んだのです。
■以下、読売新聞「編集手帳より
アメリカンフットボールに「ショットガン」と呼ばれる戦法がある。
司令塔クオーターバックが、何人もの選手を一斉に走らせ、ロングパスを狙う。
縦横無尽に駆け抜ける選手たちは、散弾銃の弾が飛散する様子に似て、
どの選手にボールが渡るか分からないから、守りにくい。 もたもたすれば突進してくる相手に潰される。パスの出し手と受けてが、
一瞬のタイミングを計る判断が勝負を分ける。
北朝鮮に7-0の大差で勝ったポルトガル…その戦い方は 「ショットガン」に似て、
見ごたえがあった。