■劇団四季金沢公演
【心と体の健康情報 - 773】
~女(男)の言い分~
「言語は女性、男性は一点集中」
私の会社…男性は私1人…女性のみが働く会社です。
親会社の経営理念に、
「女性の地位向上と男女平等の実現」 がある。
我社の創業は30年前の昭和54年…当時は"女性は家庭"という考え方が一般的で、25歳の年頃になると「まだ嫁に行かないのか」と、会社に居づらくなり、
結婚退社が当たり前だった時代…
女性の社会進出と自立を掲げ、女性の人材発掘に飛び回っていた私…
NHK土曜ドラマ「トップセールス」の主役の女性…
自動車のセールスの世界に飛び込んで、悪戦苦闘…女性が働くのは結婚まで…
腰掛にしか見られなかった時代です。
今は会社の要職に女性がいるのはあたりまえ…
男性以上に活躍する女性経営者も珍しくない。能力があれば男性と対等に評価され、
登用される時代になった。
なのに、女子社員を苦手とする管理職や経営者がまだまだ多いのは、何故でしょうか?
私のメルマガ、「女(男)の言い分」シリーズを読むと、少しは理解できるでしょうが、近年、医学の発達で、
男性と女性の脳の違いが分かってきたのです。
「男と女は全く違った思考回路でモノを見、
考える」…
女性は男性とはまったく別の生きものなのです。
右脳と左脳をつなぐ神経繊維の束が、女性は男性より太く、左右の脳を同時に働かせることが出来て、
いくつもの作業を同時に手際よくこなせるのです。
家事を例に挙げると、女性は、料理・洗濯・掃除・育児を、
同時に手際よくこなせます。同じことを男性にやらせると、どれもこれも中途半端…
最悪なことが起こりかねません。
料理をやりだすと、料理に熱中し、育児や洗濯を全く忘れてしまう。
気がつくと赤ちゃんの姿が見えなくなって大騒ぎ…なんてことになってしまう。
数年前のTVお茶の間番組で…若い男女が向き合って、
夫婦喧嘩もどきに相手をののしり合う…という番組があった。
やり合っているうちに、左脳で考えながら反論する男性は、言葉に詰まって、なにも言えなくなってしまう。
対する女性…瞬時に思ったことが言葉になっ出てくる。右脳と左脳をフル回転させ、
機関銃のように攻めたててくる…男性はタジタジ…
毎週同じシーンが繰り返えされる。
会話の応酬には不器用な男性の脳ですが、男性特有の長所がある。
一つの事柄を深く追求する「一点集中」に適しているのです。興味のあることには、
違和感なく何時間でも打ち込める。
女性は、こうした男性を我慢出来ないし、理解できないのです。
富山短大教授・田淵英一「脳を鍛える」
頂点に登りつめるのに男女差別のない、囲碁や将棋の世界…
男性をしのぐ女性棋士は出ていない。
闘争本能が男性より劣っているかと思いきや、そうではない…
ものごとを集中して深く探求し、
50手先を深読みする能力は、男性の脳の方が勝っているのです…その差が、実力の差となって表れてくるのです。