■「善玉菌と悪玉菌」
人間の腸内には、約100種類、100兆個もの細菌が住みついていて、
健康に様々な影響を及ぼしているが、大きくは3種類の細菌に分類されます。
○善 玉 菌 … 消化吸収を助け、病気への抵抗力を高めるなど、
人体に有用な働きをする菌
○悪 玉 菌 … 毒素を出し、腸内腐敗や炎症を起こす物質や、
発ガン性物質をつくる悪い菌
○日和見菌 … 腸内に善玉菌が多いとおとなしく、悪玉菌が増えると
悪さをする
ヨーグルトの乳酸菌は、腸内の善玉菌の増殖を助け、
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランス整えて、健康な身体にしてくれます。
746 【心と体の健康情報】
~食と健康~ 「ヨーグルトを食べよう」
私の好物にヨーグルトがある。
高山にドライブした時など、立ち寄った道の駅で、地元の牧場のヨーグルトを、お土産に買って帰ったりする。
旅に出た時、ホテルの朝食は洋食…ご飯に味噌汁の和食は好まない…パンにソーセージ、ヨーグルト、コーヒーなど、洋食に食欲がそそられる。
忘れられないのは、ニューヨークのオプショナルツアーのバスの中で、
朝食に付いていたヨーグルト…
コクがあり、トロッととろける舌ざわり…高級豆腐を口にした時の、あの感触に似ている。
もう一度食べたい…あのおいしさ、
忘れない。
高齢者に多い「骨粗しょう症」。その改善は、
若い頃から食事を通して、カルシウムの摂取を心掛けていなければならない。
年をとってからでは、
思うようには改善されないのです。
日頃不足しがちなカルシウムを、
効果的に補ってくれる食品が、
ヨーグルトなのです。
ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌で発酵させたもの…
牛乳の成分をそのまま受け継ぎ、100g当たりのカルシウムは牛乳よりも豊富で、
消化吸収も良い。
牛乳を飲んだら、お腹がゴロゴロする人も、ヨーグルトなら安心です。
乳酸菌の整腸作用はよく知られている…
腸内でビフィズス菌などの善玉菌の増殖を助け、
腸内を酸性化して、酸性に弱い悪玉菌の増殖を抑え、腸内腐敗を防止してくれる。腸内環境が整えば、便通がよくなり、健康増進、
美肌・美容にも役立つのです。
ところが、老齢期にさしかかる頃から、ビフィス菌が減少してくる。
腸内バランスが壊れ、悪玉菌が増えてくる。そんな状態が続くと、
消化機能が衰え、食物が腸内に長く留まるようになり、腐敗菌・悪玉菌が増殖して、ガン誘発の原因になるのです。
ヨーグルトで、近年特に注目されるのは「免疫力」を高める効果…
ガンやインフルエンザなどの予防・
抑制効果があるのです…特定の乳酸菌が、
ガン細胞を殺してくれる”NK細胞”を活性化させ、免疫力を高める働きをしてくれるのです。
私は朝食時、スライスしたキウイとバナナにヨーグルトをかけて食べる。
キウイのすっぱ味がなくなり、
食欲が増してくる。
変わった利用方法では、硬めの肉をヨーグルトに漬け込むと、
肉が軟らかくなります。