■「腹の虫」
姑から、心にグサッとくる憎まれ口を叩かれ、無性に腹が立った時…
昔の人は、「この人がこんなひどいことを言ったのではない…
この人の中の”虫”
が言わせたのだ」と考えました。
そう考えれば、相手が憎くなくなる。何しろ”虫”が言ったことですから…。
「腹の虫が治まらない」ですって…
そこをグッとこらえて”腹の虫”を押さえる…自分にも”虫”がいるのす。
夫にも、小姑にも、会社の上司にも…誰にも”虫”がいるのです。
本当に嫌な”虫”だが…仲よく一緒に共存したいものです。
734 【心と体の健康情報】
~女(男)の言い分~
「言語は女性、男性は一点集中」
私の会社…男性は私1人…女性だけの職場です。
親会社の経営理念に「女性の社会的地位の向上と、男女平等の実現」という一項があります。
今から30年前、親会社創立時、「結婚したら女性は家庭」
という考え方が当たり前だった時代に、親会社の基本理念
(経営理念)として掲げられたのです。
今は、会社の要職に女性がいるのは珍しくありません。
男性以上に活躍する女性も目に付きます。能力があれば、男・
女を問わず登用される時代です。
なのに、女性社員を部下に持つことを苦手に思う、男性経営者が少なくないのは…何故でしょうか?
私のメルマガのカテゴリーから、「女の言い分」を読んでいただければ、理解いただけると思いますが、一言で言えば、男性と女性は、
全く違った思考回路でモノを見、
考えるということです。
近年の医学の発達で、右脳と左脳をつなぐ神経繊維の束が、女性は男性より太く、左右の脳を同時に働かせることが出来ます。いくつもの作業を、
同時に手際よくこなすことができるのです。
家事をする時、女性は、料理・洗濯・掃除・育児など、
同時に手際よくこなします。同じことを男性にやらせると、どれもこれも中途半端…最悪なことが起こりかねません。料理をやりだすと、
料理に熱中し、育児や洗濯を全く忘れてしまう。
気がつくと、赤ちゃんの姿が見えなくなって大騒ぎ…
なんてことになります。
数年前のTVお茶の間番組で、若い男女が向き合って、
夫婦喧嘩もどきに相手をののしり合い、やり込める…そんな番組がありました。
やり合っているうちに、
一つひとつの事柄を、左脳で考えて反論する男性は、
言葉に詰まってしまい、
無言になってしまう。
対する女性は…思ったことが、瞬時に言葉になっ出てくる。
右脳と左脳をフル回転させて迫ってくる。そんな女性に、男性はタジタジ…
毎週同じシーンの繰り返しでした。
不器用な男性の脳ですが、男性にしかない長所があります。
一つの事柄を深く追求する、「一点集中」
に適しているのです。
興味があることには、違和感なく何時間でも打ち込めます。
女性はこうした男性を我慢出来ないし、理解できません。
富山短大教授・田淵英一
「脳を鍛える」より
囲碁や将棋の世界では、男性をしのぐ女性プロ棋士は出ていない。
闘争本能が男性より劣るのでは…と思ったら、
そうではない。
集中して深く探求し、50手先を深読みする能力が、
男性の方がはるかに勝っているのです。その差が、実力の差となって表れているのです。