■熟年離婚
熟年夫婦…妻の多くが本気で離婚を考えているのに対し、夫の大半は
「まさか、うちの家内は…」と、楽観視している場合が多いのです。
妻から離婚を切り出された時、思いもしなかったことだけに、
裏切られたような気になり、怒り出すか…さもなくば…うろたえてしまう。
妻が離婚へと行動を起こすのは、夫に原因がある場合がほとんど。
夫の身勝手に長年我慢し続けた妻…。積もりに積もった怨念だけに、
修復の可能性はゼロに近い。
エアコン大手のD社が、結婚20年以上の男女に、二人で過ごす時の
”心理”を尋ねたところ、妻の4割が「一緒にいたくない」と答えている。
対する夫は、2割だった。
妻の理由として、「自分の自由時間が減る」「夫の嫌なところが気になる」
「夫といるとストレスがたまる」などが上位を占めた。
「一心同体」「偕老同穴」のように、仲よく連れ添う四文字言葉は、
「一心同体」「偕老同穴」のように、仲よく連れ添う四文字言葉は、
死語になろうとしている。
732 【心と体の健康情報】
~幸せな人生~ 「結婚っていいもんだよ」
結婚生活は、育った環境も生活習慣も違う二人が、一つ屋根の下での共同生活。
朝起きた時から、食事の時間帯も、過ごし方も、味付けも、
何もかも異文化交流を超えた
「異文化融合生活」。
お互い我がままを言っていたら、三日と一緒に暮せない。お互いの違いを認め合い融合させてこそ、結婚生活は長続きする。
「我慢せよ!と言っているのではない。そうやって結婚生活を楽しめばいいのです」
…女優・東ちづるさんが、 新聞のコラムに書いている。
そのコラム…読んでいくと「なるほど」…夫婦が家庭を築いていくために、
大変大切なことが書かれている。以下は、
その抜粋です。
結婚イコール不自由…と思っている人が多いと聞いて…びっくり。私は、夫と暮らして16年になるが、失ったものって…なかった。
むしろ、人生の深みが増して、
面白くなった。私たち夫婦には、 ルールが四つある…
(1)夫婦の対話
対話せずして分かり合えるはずなし。
「言わなくてもそれくらい分かるだろう」は通用しない。
しかし、対話は時にケンカのタネに…そこで…
(2)ケンカをしたら仲直り
特に、ケンカをしたままどこかへ行ってしまうのは禁止。
作り笑いでもいいから、「行って来ます」
「行ってらっしゃい」
を…気持ちもほころんでくるというもの。
(3)お互いを名前で呼ぶ
「オマエ」「アンタ」はなし…たとえ子供がいても「パパ」「ママ」
は無し。名前で呼ばれないと、
アイデンティティを喪失したよ
うな気になってくる…
(4)原則ふたりで…
旅行や遊びはもちろん、友人の付き合いやパーティーなどへ
は…
ツーショット。
私の友は彼の友、彼の友は私の友…になっていく。
まずは、お互いの違いを面白がることから…
「結婚っていいもんだよ」が言える夫婦が増えていくって、
いいな…
中日新聞・東ちづる「言いたい放談」より