■時差ぼけ
1月…気温35度、
真夏のオーストラリアでスキューバーダイビングを楽しみ、
10時間後、成田に着いたら、そこは真冬で気温5度…
30度の気温差に加え、時差ボケ…
この二つの環境変化に対応出来なければ、
海外旅行は楽しめません。
私は、時差ボケの経験がない…何故?
そのワケを考えたこともない…「時差ボケに強い体質だろう」
程度に思っていたのです。
先々月、モンゴルからの帰路、機内でたまたま「海外出張の達人」
の記事を読んで、
時差ボケに強い理由が分かった。
機内では「出来るだけ眠らずに起きている」…
これが、時差ボケ防止になるのです。
例えば、
アメリカからの帰路、
ほとんどの人は機内で睡眠を取ります。
が、
私は暇さえあれば本を読んでいる。
消灯後も映画を何本も見て、
2~3時間しか眠らない…
機内で寝てばかりいるのは、時間がもったいないのです。
同日早朝成田着…
羽田経由で自宅へ…夜10時、バタンキューで”爆睡”…
翌日、時差ボケ知らずで、 さわやかに仕事に就くことが出来るのです。
706 【心と体の健康情報】
「体内時計」
毎朝5時起きが習慣の私…10月半ばともなれば、
外はまだ真っ暗…
なのにパチッと目が覚める。 体の中に時計があり、夜の就寝時間に関わりなく、一定時刻になると自然に目が覚めるのです。
時計遺伝子と呼ばれる体内時計が、
体に指示を与えているのです。
体内時計は、体内で24時間周期のリズムを刻んでいる。
そのリズムは、太陽の周期、
月の周期が大きく関わっていて、自分では気づかない、確かめることのできない時計です。
夜、一定の時刻になると、急に眠気がさしてくるのも、
体内時計の仕業です。
海外旅行に行った時など、現地の昼夜リズムと、
体内時計にコントロールされる睡眠覚醒リズムにズレが起きて、
時差ぼけが起こります。疲れているのに、夜なかなか眠れなかったり、
逆に昼間から眠くなって困ったりします。
体内時計は、すべての生物が所持している。大学で、
ネズミを使って実験したところ、
窓のない、明るさの変化のない所で飼っていても、体内時計の働きで、
24時間ごとに活動・ 休息を繰り返す。
ところが、脳の中の時計回路を破壊すると、24時間周期が消え、活動・休息が不規則になることが確かめられている。
この体内時計、以前は脳にだけあると思われていたが、最近になって、
肝臓や筋肉、肺、心臓といった臓器にも、存在することが分かってきた。
急に空腹を感じて、お昼が近いことに気づくのは、脳の指令によるものではない。
毎日ほぼ決まった時刻に、
胃の筋肉や、消化管、肝臓を働かせなければならない。
食事の時刻少し前になると、内臓の体内時計が、
食物を受け入れる準備に入るよう、
促すのです。
体内時計のリズムにも、ズレが生じてくる…
そのズレの修正に大きな役割を果たすのが”光”…私たちは毎朝、太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされるのです。
毎朝の散歩は、リセットに必要な強い日光を、
一定時間浴びる役目を果たしてくれるのです。
夜勤の多い看護師さんや、
夜間勤務に携わる職業にガン発症率が高いのは、長年の生活習慣からくる、
体内時計のズレが大きく関わっているのです。