■「ブルーガイド」日本版
昨年秋、フランスでミシュランと双璧をなす観光ガイドブック、「ブルーガイド」日本版が発行された。発行部数は15,000部。
石川県からは「金沢市」「兼六園」「金沢21世紀美術館」が最高ランクの三つ星を獲得した。
全国で三つ星を格付けられた地域は、東京・京都・高山など22カ所のみ。
県内では、金沢市の武家屋敷「長町」と、朝市の「輪島」が二つ星。
「金沢城」「金沢・ひがし茶屋街」など、9ケ所が一つ星に選ばれた。
ミシュラン効果で、石川県を訪れたフランス人の宿泊者数は、前年比1.5倍の2,951人。
兼六園の入園者数も1.5倍と、順調に伸びている。
近年、石川県を訪れる観光客が減りつつあるだけに、県も市も、外国人観光客誘致に熱心です。
北国新聞
【心と体の健康情報 - 669】
~食と健康~「食習慣を改める」
わが家で漬けた漬物、自慢出来るくらい美味しい…つい食べ過ぎて、塩分の取り過ぎが心配になってくる。
どんな良い栄養素、食品でも、取り過ぎは良くない。が、減らし過ぎるのもよくない。
塩分の取り過ぎを防ぐには、それなりの工夫がいる。例えば、醤油は直接上からかけるのではなく、小皿にとって付ける。
味噌汁が濃いと思ったら、お湯で薄めます…"薄味の食事"に慣れることです。家族全員でやらないと、"減塩"の効果は上りません。
食習慣を改善するのは容易なことではありません。家庭によって、取り組まなければならない課題は違ってきますが、
ここでは4つ取り上げてみます。
第一は「塩分の取り過ぎ」です。
高血圧を引き起こし、脳卒中や心臓疾患に結びつく危険があります。
厚生省が薦める1日の摂取目安は10グラムです。
漬物好きの我が家は要注意…改善策は、山盛りの大鉢で食卓に出して、好きなだけ食べていたのを止め、
1人分づつ小皿に取り分けて出すようにしています。
第二は「肥満」
昨年厚生省から発表され、マスコミで話題になった「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」です。肥満は生活習慣病の元凶…
万病の元です。
シンドローム該当者の私は、ダイエットに取り組なければなりません。
第三は「癌(がん)」
塩分の取り過ぎは「食道がん」「大腸がん」などの消化器系のがんになりやすく、肉類、洋食メニューの多い家庭は「直腸がん」。
酒の飲み過ぎは「胃がん」「肝臓がん」。タバコを吸う家庭は「肺がん」と、食習慣、生活習慣が大きく影響します。
第四は「骨粗しょう症」
高齢者が増えるに従い、骨粗しょう症が問題になってくる。
つまずいて転んで利き腕を骨折…よくある話です。入院してベッドに伏せるうちに筋力が落ち、体力が衰え、老け込んでしまうのです。
若いうちから、カルシウムの摂取を意識した食事を心掛けないと、年をとってからでは、なかなか改善されません。
2000年の調査で、日本人の平均寿命は、男性が77.7歳、女性が84.6歳ですが、がんや脳こう塞など、
食事が大きく関係する生活習慣病が増えてきているのが心配です。
バランスの良い食事を心がけ、生活習慣病を引き起こす食習慣を改善し、健康で長生きできる身体をつくっていかなければなりません。
読売新聞「食と健康」から