■日本三名山の立山と白山
12月8日は丸一日、北陸の冬には珍しい、雲一つない快晴でした。
真っ青に晴れ上がったのです。天気予報を見て、急遽友人二人と、
金沢港に隣接する金沢リンクスへ…温かい陽射しに感謝しながら、ゴルフを満喫した。
11月28日は一日雨、12月9日は、7日に降った雪(山手のゴルフ場はクローズ)で、予定していたコンペが二度も流れた。 それだけに、楽しさもひとしお…
左前方には、雪を頂きキラキラ輝く立山連峰が、右前方には霊峰白山が…
雪化粧したこの季節が一番美しい。
澄みきった青空に、蜃気楼のように浮かび上がる、二つの雄姿…。
旧8号線、車で呉羽から富山市街に入るとき、小さな峠を上がり下りする。
峠にさしかかり、市街地が目に入ったその瞬間、突然飛び込んでくる"立山・剣"の雄姿。
富山市街の借景となって、屏風のようにそそり立つ…絶景である。
日本一の富士山にも劣らない…美しさに、感動するのです。
立山は、男性的で雄大。
一方、片山津温泉・柴山潟から遠望する白山は、女性的で美しい。
【心と体の健康情報 - 626】
~子育て心理学~ 「子どもは遊びで育つ」
4歳の誕生日が間近な外孫(女の子)。
毎週、民放TVの救急病院ドラマを食い入るように見ている。
「面白い?」って聞いたら、「将来お医者さんになる」という。
医者になるには、「私立の小学校に入れなくちゃ」と、今から心配する母親…。
子どもが「ただいま」と、学校から帰ってきたら、すぐに外に出て、同じ年頃の子ども達と遊べる環境だったらいいな…
小川で水遊びをして、着ているものを泥んこに汚し、裸足で川底の石を掴み、体じゅうを使って水と戯れる。
全身に血がめぐる…お腹が減り、よく食べ、疲れ、よく眠る…幼い頃の、日々の私の姿である。
着ている服をカギ裂きにして帰ってきても、母は何も言わなかった。
今は、洗濯機に入れれば済むのに、子どもが服を汚してきただけで、叱る親がいる。
先週の日曜日、天才サッカー少年の家庭を、放映していた。
お父さんは、元プロサッカー選手。練習プログラムがびっしりの毎日…。
体を鍛えるためと、月曜は柔道教室、金曜は水泳教室に通う。
更に週3日、塾でお勉強。両親の期待に応える天才少年…将来が楽しみです。
「3歳からでは遅すぎる」と、我が子を英才教育へ駆り立てる親。
昨今、各界の一流プレーヤーを見ると、幼少の頃からの両親の英才教育で、
頭角を現した人が多い。
囲碁界は特にそう…政界のように、やたら二世が目立つのです。
今、人並み以上に勉強出来ても…大人になればただの人?
子は親のコピーである。
ごく普通のDNAの親が、我が子が鷹になることを期待する…そんなご時世です。
10歳頃までは、勉強よりも遊びの方が大事だ!…まず体をつくることだ。
十分に遊び、暴れまわった子…結局は伸びる。
勉強よりも遊ばせた方が、将来、良好な人間関係がつくれるようになる…。
塾に駆り立てるよりも、本を読ませた方が、感性豊かな子どもに成長するだろう…。
学ぶことの意味が分からない幼い子に、人より早く詰め込み教育をして、どんな意味があるというのか?
日本の子どもたち、理数系の学習能力は、先進国最下位…。
子どもは、体と頭を使って遊ぶことで、初めて工夫し、考える知恵が育まれる。
自ら工夫し考える…自主性を育む環境がないと、子どもの能力は開花しない。
土台がない所に、何を積み上げ、学ばせたところで、無駄というものです。
ところが現実…外で遊ばせたくても、近所で一緒に遊んでくれる子どもがいない…
少子化社会である。いたとしても、学校から帰れば、塾が待っている。
お友達のお母さんは、遊びより塾が大事と、我が子を塾へと駆り立てる。
それよりも、外に、子どもを1人にはしておけない…物騒な世の中になった。
そんな環境で、「勉強より遊びの方が大事」と思ってみても…このまま遊ばせていて…うちの子、勉強が遅れてしまう…
みんなに付いていけなくなったらどうしよう…。
「遊んでばかりいないで、塾へ行きなさい」と、つい言ってしまう…子を持つ親の心理です。