今年は、オーケストラ・アンサンブル金沢設立20周年。
その目玉、イタリア歌劇・世界三大テノール歌手の1人、ジュゼッペ・サッバティーニ金沢公演に出かけた。
情熱的で繊細、ダイナミックな声質・声量に圧倒される、感動に酔いしれた2時間半でした。
前半は、ヘンデル、モーツアルトの歌劇、そしてロッシーニの歌劇「セリビアの理髪師・序曲」など、オペラ名アリア集…
後半は、「アルルの女」「帰れソレント」「遥かなるサンタルチア」「トスカ」など、おなじみのイタリア歌曲、カンツォーネ…
45名のオーケストラとの共演を堪能した。
演奏終了後も拍手は鳴りやまず、8回もアンコールに応えて曲が演奏され、
最後に「オー・ソレ・ミーオ」を熱唱して、締めくった。
【心と体の健康情報 - 339】
~幸せな人生を歩むために~ 「仕事が人間をつくる」
■『仕事は人生そのもの』 致知出版社・川人正臣/編「仕事と人生・第一章」
仕事をすることによって人間ができてくる
人間ができると、仕事もできる
人間が仕事をつくり、仕事が人間をつくっていくのです
自分の仕事もできない者は、何をやってもできません
仕事をすることによって存在感がでてくる
仕事があるということは、素晴らしいことなんです
生きるということは、仕事をするということです
自分の仕事ができなければ、何をやってもうまくいかない
逃げたら駄目なんだ。徹底的に仕事のことを考えなさい
困難はそのとき辛くても、必ず将来の飛躍になるから
メキシコ人の猟師に、通りかかったアメリカ人の旅人が尋ねた。
「昼日中、のんびりしているようだが、毎日どんな暮らしをしているんだい?」
『日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、昼寝して、夜になったら友達と1杯やって、
ギターを弾いて歌って… これでもう1日終わりだね』
それを聞いたアメリカ人。真面目な顔で、猟師に向かって言った。
「漁を会社組織にすべきだ。まず、大きな漁船を買う。
そして、自前の水産品加工工場を建てるんだ。会社を大きくして、
株を売却すれば、君は億万長者になれる」
『それで?』
「そうしたら人生最高さ! 日が高くなるまでゆっくり寝て、それから釣をして、
戻ってきたら子どもと遊んで、昼寝して、夜になったら友達と1杯やって、
ギターを弾いて歌って…どうだい、素晴らしいだろう」
『 ?… 』
落語にも、似たような噺がある。
大家「八公、真っ昼間からゴロゴロしてねえで、
少しは真面目に働いたらどうなんだい…」
八公『働けって?…働いたらどうなるんだい?』
大家「働いたら…お金が貯まって…遊んで暮せるようになる」
八公『遊んで暮せるようになったら…どうなるんだい』
大家「昼間っから、のんびり寝て暮せるってェことさ!」
八公「ふう~ン、だったらおいら、今その…のんびり昼寝をしている」
日本人は西欧人と異なり、汗して働くことをいとわない。勤労を尊ぶ民族である。
ならば、私たちにとって"働く"ということは、どういうことを意味するのでしょう?
以下、「理念と経営3月号」伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長と、作家・江波戸哲夫先生の巻頭対談から…
丹羽会長は4000億の赤字を抱えて、不可能と言われた伊藤忠商事を再建した、名経営者です。
その丹羽会長が、「赤字の仕事に挑めば挑むほど、君は育つ」と述べられました。深い深いお言葉です。
若い時にいつも儲ける事ばかり考えている人は、結果的に「人間力(人間としての深み)」が身につかないでしょう。
田舞通信より
「生き甲斐のある人生を送りたい…」と、願わない者はいない。
一方で、苦労することを避けたがるご時世です。
現実社会を見ると、立派に成功している人は、押しなべて若い頃苦労を体験し、貧乏な暮らしを強いられている。
恵まれた環境では、人は堕落する。豊かで、何不自由ない暮らしの中からは、優秀な人材は生まれてこないのです。
寒風の中で人は育つ。厳しい環境の中で人は磨かれる。
辛い仕事を通して、人の傷みが理解できるようになり、人の苦しみが分かるようになる。
どんなに辛くても、それを乗り越え、成し遂げていく中で人は成長し、育っていくのです。
人は仕事を通して成長する。その"源"は、「評価され、褒められる」ことから始まる。褒められることが喜びになって、更に頑張ろうと…
意欲がかきたてられる。
「お前を頼りにしているぞ!」と、任せられ、認められ、褒められた時、
ヤル気が湧いてくるのです。
伊藤忠商事(株) 取締役会長・丹羽宇一郎
落語の八公のように、何もしなけれは、人として成長することはないのです。