■「喜びの涙・感動の涙」
今年の秋、 北陸初の「100キロ歩 (金沢から武生までの距離) 」を実現させようと、 有志が集まり、「歩こう会」を発足させた。
「過去経験したことのない大きな目標に、本気で挑み、懸命に努力し、やり遂げる」
人生のどこかで、このような経験をしておくことは、大変大切なことです。
その時に「本気」を体験した者のみが知る、
「三つの気づき」があります。
一所懸命やれば なにごとも面白くなる
一所懸命やれば 誰かが助けてくれる
一所懸命やれば 大抵のことが出来る
難関をみごとクリヤー…感動で溢れ出る涙…涙…涙
苦難を乗り越え、自らが掴み取った喜びの涙です。
涙には、大きく分けて「喜びで流す涙」と、「悲しみで流す涙」の二つがある。
人生において、 「悲しみの涙」を流さない者はいない。 が、「感動の涙」は、懸命に努力し、目標にチャレンジした、
一握りの者のみが知る"幸福の涙"です。
【心と体の健康情報 - 335】
~幸せな人生を歩むために~
「フルスイング・高畠導宏先生のことば」
反響を呼んだ、NHK土曜ドラマ「フルスイング」。
モデルとなった高畠導宏さんは、プロ野球の打撃コーチ30年のキャリア。
59歳の時一念発起、高校の教師になった。
高畠さんには教師の経験がない。が…臆することなく、30年のコーチ人生で培った
優れた"コーチング力"で、 悩める思春期の子どもたちと、 現場の教師たちを大きく変えていった…。以下、
高畠導宏先生が残した、心に残る言葉です。
人生において最も大切なもの…それは"夢"じゃ。
夢を無くした人生なんて…ペナントレースの消化試合のようなもんじゃ。
夢は自分を強くしてくれます
夢は自分を励ましてくれます
夢は人生に迷った時、
星になって道を照らしてくれます
自分のやりたい事を貫き通す!
とにかく、やり続けるんじゃ…あきらめちゃいかん!
幸せは、苦しみに耐え、我慢強くやり続けているうちに、
真っ暗なトンネルの向こうに開けてくる。
苦しみから逃れようとするな! 逃げたらあかん!
苦しみから逃れようとすると、苦しみは、どこまでも追いかけてくる…。
コーチの仕事は、選手を"おだてる"ことです。
体が覚えてしまっている欠点を、いくら治そうとしても、治りません。
だから長所を伸ばしてやる。長所に目を向けて、そっちを伸ばしてやる。
すると、知らず知らずのうちに、欠点も克服されていくというものです。
欠点を正そうとアドバイスするのは、答えにならない。
自分で答えを見つけるしかない。
立ち止まっていたら、答えは見つからんじゃろう。
立ち止まらせないために"褒める"んじゃ。
野球は、私にいろんなことを教えてくれました。
今度は私が、野球の楽しさを子ども達に教えてやりたい…
それが私の野球への恩返しなんです。
<自信をなくしかけている野球部の生徒に…>
手を見せなさい…よう練習しとる…これなら大丈夫じゃ!
今まで通りでいい!…何も、変えんでいい!…自分を信じなさい
全国制覇…ワシは本気じゃ。
一試合、一試合、誰が負けると思うて戦う…勝つことだけを信じる!
それはつまり、全国制覇を信じるということでしょう…
監督!あんたが信じてやらんで、誰が、あの子らを信じます…
<県大会・準々決勝で負けた後、選手たちに…>
確かに、甲子園へ行けることはすごいことだ…目標は全国制覇じゃから。
しかし、甲子園が君らの人生の終着駅であってはならんのじゃ。
「1つのボール」に、選手、家族、監督やコーチ、観客、いろんな人間の
思いや人生が詰まっている…それを投げて、打って、笑って、泣いて…
<卒業式の日・最後のホームルームで…>
先生が、みんなの門出に送る言葉…それは"気力"じや。
みんなに尋ねる…"気力"とは何じゃ?
生徒 …「頑張ることです」「根性」「生きること」「精神力」
先生が思う"気力"とは、"あきらめない"ことじゃ。
諦めちゃいかん!
9回裏、2アウト、ランナーなしでも、何点離されとっても、
諦めない気持ち…これが"気力"じゃ。
気力は、人を思いやることで…強くなる。
人から思われることで…もっと強くなる。
これからの人生、いろんな困難が待ち受けているじゃろう。
もうアカン、投げ出そう…そう思うことが何度もあるじゃろう。
そんな時に、この言葉を思い出してほしい…気力じゃ、気力!
諦めん気持ち…気力で、乗り越えてほしいんじゃ。
このドラマで「本気」とは何か…「本気」
の大切さを教えてくれる。
どんなに大きな「夢」「志」があっても、本気でなければ、何も叶えられません。
本気で取り組むことが、人生にいかに大切かを教えてくれるのです。