■沖縄の食材・料理
◎ラフテー(豚の角煮)
沖縄といえば豚肉。
皮付きの三枚肉を、泡盛を加えてとろけるように柔らかなるまで煮る。
豚肉の皮には良質のたんぱく質やコラーゲンが多く、沖縄人の活力の源です。
◎ソーキ骨(豚の骨付きあばら肉)
沖縄料理には欠かせない素材。
昆布や大根と一緒に煮込んだ、ソーキ肉がのった「ソーキそば」、内臓を煮込んだ
モツ料理などは私の大好物。
◎昆布
琉球料理には"昆布"。
昆布と豚肉の旨みが混ざり合う、琉球料理に欠かせない食材。
消費量は全国トップクラス。
その昆布、沖縄の海では獲れず、北海道から取り寄せているというから面白い。
◎チャンプルー
沖縄の家庭料理を代表するチャンプルー。
豆腐(消費量は日本一)をベースに、豚肉、季節の野菜を入れた炒め物です。
ゴーヤがメインなら、ゴーヤチャンプルー。
モヤシがメインなら、モヤシチャンプルーになる。
◎コーレーグス(島唐辛子)
島唐辛子を買ってきて、焼酎に2~3ケ月漬け込み、刺身醤油、味噌汁、カレーなど
の隠し味にすると美味しい。
ラーメンに2~3滴入れても美味しい。
沖縄離島情報 >> http://www.ritou.com/ritou/kouri.shtml
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 192】
「日本食ブーム」
今年の正月、フイリピン・セブ島で、スキューバー・ダイビングを楽しんだ時、セブ島に住む日本人がよく行くという、
日本料理店に行った。
いや…なかなか、注文する料理いずれも、日本国内で十分通用する美味しさだった。
同じくスキューバーで、マレーシア・ボメネオ島の東端コナキタバルへ、飛行機を二度乗り継いで行ったことがある。
当時、街の中心部に八百半デパートがあったが、日本人の姿は見かけなかった。
夕食を食べようと街に出たら、道端で「おでん」と日本語で書かれダンボールを下げた、小さな露店が目に入った。
テーブルの上に50~60センチの"おでん"の入ったブリキの箱を置いて売っていた。
過去に何かワケありげな、日本人のおじさん…。
私たちの夕食に招いて、一緒に食事を楽しんだ。
上海のコンビニでも、レジ横で"おでん"が売られていた。
"おでん"は、上海の日常食になっているのでしょうか…。
太平洋パラオで潜った時も、日本食の店を見つけてきて、みんなで暖簾をくぐった。
ところが出された料理は、日本料理もどき…。
まずくて食べられる代物ではなかった。
そのお店は、和食に合う良い食材が手に入らないのと、日本人観光客のためのお店ではないということ…。
現地人が食事をする、現地人の口に合わせた、日本食に似せた料理の食堂だったのです。
食の本場フランス・パリには、日本食を名乗るお店が600軒近くあるという。
世界には2万軒はある。
今年の春農水省は、世界に本物の日本食を広めたいと、海外にある日本料理店の"認証"に乗り出そうとしたことは、記憶に新しい。
本物の日本料理って何?
何をもって日本料理と言うのか…その定義づけが難しい。
現地人の好みに合った味付けになるのは当然だろう。
外国から日本に入ってきた料理で、「カツ丼」「カレーうどん」などは、日本で生まれた、日本人好みの料理です。
おなじみの「スパゲティ・ナポリタン」…。
イタリアのナポリには、そんな料理は存在しないとか…。
昨年の秋、わが家の近所に魚貝類を中心とした、フレンチ料理レストランが店開きした。
友人の弟さんが経営するシャレたお店である。
「お薦めは…」と尋ねたら"お寿司…"?
注文すると、"カリフォルニア巻き"が洋皿に並べられて出てきた。
「なぜ?」って尋ねたら、弟さん、ニューヨークで修行して、腕を磨いて帰ってきたという。
ハワイやラスベガスで人気の、アメリカ生まれの日本料理が、わが家から歩いて数分の所で、食べられるようになったのです。