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食生活と健康

■「長寿国日本」が昔話になる…?

石川県はお米が美味しい。お魚や漬物も美味しい。
これさえ食べていればもう何もいらないという人もいるが、私たちの健康は、20~30年前の食習慣が、今の健康につながっているのです。

日本のお年寄りの方の平均寿命が伸びて長生きなのは、若い頃に、麦三分のご飯に味噌汁、煮魚、漬物といった、 純和食の質素な食事をしていたことが、大きく影響している。
それに引き換え、戦後生まれの若い世代は、焼肉、ハンバーグといった、肉類中心の西欧料理を好んで食べてきた。その世代が今、 何らかの生活習慣病に悩まされている…。
昨年、日本人の平均寿命が初めて下降した。
男性の平均寿命が世界第二位と、一位の座を明け渡した。
今後は、今までのように長寿国を誇れなくなるだろう…。


【心と体の健康情報 - 303】
~子育て心理学~
「食生活と健康」

「早寝、早起き、朝ごはん」は、子育て・しつけには、大変大切なことです。
その大切さが…今更のように、声高に叫ばれている。
私は早寝早起きタイプ。夜は10時前に寝て、朝は5時前に起きる。
50歳を過ぎた頃からずっと…その生活習慣は変わらない。

""という漢字は「十」「日」 「十」「月」からなる。
これを並べ換えれば「十月十日」 になる。
新しい生命が母親の胎内に宿ってから、この世に生まれてくるまでの日数のことです。
つまり「朝」は、"誕生"を意味する言葉なのです。

今は、どの家庭も夫婦共働きは当たり前。
必然的に帰りが遅くなり、夕食も遅くなる。
夜は12時過ぎまで起きていて、朝は出勤間際まで寝ている…。
朝食を作らない家庭が多くなった。
「忙しくて…」とか「夜更かしで朝食を作るのが面倒で…」とか、言い訳に事欠かない。

そんな家庭環境で育った子ども達。
大人になって、朝食は滅多に作らず、食べたくなったら…お腹が空いたら…食べたい物を口に入れる。そんな生活が当たり前になってくる。
夜食を作るのが面倒と、出来あいのおかずを買ってきて、食卓に並べるようになる。
家庭環境が食育に影響し、子どもの将来に影響する。

食べ物は生命の源。
食事を抜いたり、野菜が不足したりして、偏食が長く続くと、栄養素やビタミン・ミネラルの摂取が減り、栄養バランスが崩れていく。

食事は大方お母さんが切り盛りしている。
農林中央金庫がまとめた子どもの食習慣調査によると、小中学生の好きな夕食はハンバーグとカレー。
オムレツ、カレーライス、サンドイッチ、焼きそば、スパゲティ、目玉焼き…。
子どもの好きな食べ物です。
頭文字から「オカアサンヤスメ」になる。もう一品、ハンバーグを加えなければならない。
そのほとんどが母親の手作りだった。「スーパーで買ってきた…」との回答は少なく、おふくろの味はいまだ健在なのです。

「どんなものを食べているか言ってみなさい。
         君がどんな人間か言い当ててみせよう」。

洋菓子の名前にもなった、フランスの食通サバランの名句で、食べ方を見れば、どんな育ち方をしたのかわかる。
食事の作法を守って、おいしそうに食べる人からは、家庭の良さ、育ちの良さが漂ってくる。

世のお父さん…家族揃って食事をして、もっと身近に子どもと接しよう。しつけに関わろう…そして、家族文化を構築しよう。
子どもの将来を考えるとき、私の世代の父親がそうであったように、子どもの教育一切を妻に押し付けて、家庭を省みないといった愚は、 改めなければならない。

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