■手相を見る
手相を見ることを趣味していた頃があった。(今は勉強不足でやっていない)
ついたてを立て、真ん中に穴を開けて、出した手だけを見て手相を見る。
純粋に頭脳線や感情線、生命線といった手の相だけを見て、相手の"相"を占うのである。
なぜ"ついたて"か…相手の顔を見て、会話を交わした後手相を見ると、相手の面相、表情、言葉づかい、年齢など、様々な観念が、
判断の中に入り込んでくる。
見た目の主観が入り込んできて、正しく手相が見られなくなるのです。
更に、手の大きさ、手のひらと指の長さのバランス、指の太さ・柔らかさ、皮膚の色、爪の状態などから、男か女か、
美人かスポーツマンか、労働者かホワイトカラーか、おおよその年齢まで言い当て、大まかな職種を占い、健康状態を占う。
労働者の手は硬く筋肉質。ゴルフをやっていれば、手の平や指にタコがあり、ペンダコは物書きをしている証し。
【心と体の健康情報 - 302】
~子育て心理学~
「家族のだんらん」
暖かい家庭を作り、子どもと過ごすことよりも、今の生活と収入を守るために、外に働きに出ることが優先される世の中…。
家庭での子どものしつけをおろそかにして、子ども達の将来があるのでしょうか?
前号
「新入社員研修での食事風景」を読まれて、「あなたは、どうすれば良いと思われますか?」。その方法は?
…真剣に考えなければならない問題です。
以下、九州戸畑/明治学園・鶴野篤子校長先生の、「お母さんの出番ですよ」は、その答えを私たちに示しています…。
■家族のだんらん
今の家庭で一番求められるのは「家族のだんらん」でしょう。
だんらんの要になるのが「家族揃って食卓を囲む」こと…。
テレビのホームドラマでは、和やかな朝食・夕食シーンが、当たり前のように演じられているというのに…。
ところが、現実はどの家庭でも、朝食も夕食も、理解が得られなければ、家族が揃うということは、難しいことなのです。
朝食抜きで、ギリギリまで寝ている子供たち。
お母さんも、それをよいことに朝寝坊…。
夕食を一緒にと思っても、お父さんは仕事、子供たちは塾。
帰宅時間は皆バラバラ。
家族全員協力して、新しい家族文化を作っていこうとする熱意がなければ、
とても実現できそうにない。思いつきで終わってしまうのです。
家族が揃って食卓を囲むことに意義があるのです。
お父さん、お母さん、本気で取りかからないと成功しません。
「家族のだんらん」が復活すれば、理想とする「家族文化」が復活するのです。
その中心的役割を担うのがお父さん。
お父さんの家長としての言動にかかっているのです。
それにお母さんの、暖かく心のこもった手料理、なごやかな会話が、家族だんらんを楽しく意味のあるものにするのです。
気になるのは、「料理や食べ方を誰から学んだか」の問いに、9割が"母親"と答え、父親は5割だった。
食べ方はしつけに通じるのに…父親の影が薄い。
私は子どもの頃、「ひじをついて食べるな」「迷いばしをするな」「一粒のご飯も粗末にするな」「好き嫌いはダメ」など、
家族が全員そろった食事時に、しつけるのは父親だった。
何度となく同じことを言われた。それが今になって生きている…。
■挨拶
家族だんらんで、大切にしなければならないのが、家族の間に交わされる「挨拶」。
今の子供は挨拶を知らない。
家族の中で挨拶が出来ていないから、外でも挨拶しません。
「おはようございます」がきちんと言えるかどうか?
「いただきます」「ごちそうさま」が言えるだろうか?
食事の後、背中から「行ってきま~す」。
きちんと顔を合わせて挨拶することがない。
それに対するお母さんも、「行ってらっしゃい」と挨拶を返すが、台所で背中を向けたまま。
きちんとした挨拶を家庭で習慣化させるには、まず夫婦から。
子供がまだ小さなころに習慣化すれば、何でもないことです。
■議論
次に、「家族だんらん」で意外と難しいのが、親子の会話。
家族が「議論」を戦わす環境を作っていくことです。
子供たち、小学校の高学年の頃から、親子の会話を発展させ、議論を楽しむ環境を作り、習慣化していきます。
夫婦や親子の間の壁がなくなり、コミュニケーションがとれる、素敵な家族になります。
家族だんらんのない家庭では、親子が意思を通じ合う機会がない。
たまに議論すると、議論がお説教になり、口論になって、喧嘩別れになってしまいます。
子供たちが成人した後の円滑な人間関係は、こうした普段の家族のあり方から始まるのです。