■魅力的スポットが次々誕生する東京
東京駅の真ん前に新観光スポットが4月27日に誕生した。新丸の内ビルディングである。
地上38階建てで、地下1階~地上7階は商業ゾーン。商店、飲食店など153店が入る。
東京駅前の新観光スポットとして、人気を集めている。
東京は今再開発ラッシュ。丸の内、銀座、六本木、新宿、青山…。
東京が、国際都市としての地位が低下していくことへの危機感からか、再開発計画が目白押し。
国際会議の開催件数は、1998年は東京が70件で、ソウル48件、北京37件を上回っていた。
ところが2005年には、東京56件、ソウル103件、北京82件と、逆転されている。
政府は01年、都市再生本部を設け、人が集まる魅力的都市作りに乗り出した。
急成長する上海など、国際都市との競争に勝ち抜くため、どうやって人やモノを呼び込むか。
上海などの大規模な都市再開発に対抗して、何を目指し、街並みをどう変えていくのか…。
5/28 読売新聞「街を創る」より
【吉村外喜雄のなんだかんだ - 177】
「六本木の人気スポット」
連休明け、研修で東京へ出張した。
その折り、東京ミッドタウンを見学した。六本木ヒルズ、国立新美術館に続き、この春完成した東京ミッドタウンは、
六本木三番目の人気スポット。
防衛庁跡地にそびえるミッドタウンは、広大な緑地公園と6つのビルからなり、ショップやオフイス、ホテル、美術館、
高級賃貸住宅など、複合施設が各階を埋める。
総事業費は3700億円。開発の中心となったのは三井不動産。「都市再生の象徴として、東京が輝きを取り戻す起爆剤になれば…」と、
世界のVIP(最重要人物)に選ばれるような街づくりをキャッチフレーズに、建てられた。
施設内の診療所「東京ミッドタウン・メディカルセンター」は、全米医療機関ランキングで、16年連続1位の「ジョンズ・ホプキン」
との提携で生まれた。
米国の本部が年4回医療アドバイス。高度な治療は本部の医師が相談に乗るという。
ミッドタウンに誕生した高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」は、TVで紹介され、マスコミで話題になったので、
ご存知のことと思います。
1泊210万円の最高級スイート(約90坪)は、5月は満室、6月も3分の2が予約済みという。
5/28 読売新聞
1泊210万円…私には気の遠くなる金額だ。
今回出張の研修会場で、宿泊も兼ねたホテルオークラ。別館スイートルームは1泊13万円する。どんなに豪華なお部屋でも、
眠ってしまえば皆同じ…もったいない。
ミッドタウンを訪れる人の最大の関心は、レストラン。
おにぎり専門店から、イタリア料理、韓国料理、ベトナム料理、高級ステーキレストランなどの他、24時間営業のスーパーマーケット、
カフェやデリ、フードコートなど、世界の食文化が楽しめる。
2~3階は、個性的デザインのインテリアショップや、ライフスタイルショップが並び、美術館にいるよう…。
店頭は非日常的商品が多く、人通りは多いのに紙袋を下げている人は皆無。
世界のファッションブランドが軒を連ねるお台場とは、まったく違った雰囲気。
気に入った品があったので手に取り、値札を見たら「ウッ!高い」。
六本木にはもう一つ、お勧めのスポットがある。
はとバスのコースにもなったニューハーフのお店で、夜の六本木を楽しむ。
どの店もそれぞれ趣向を凝らして楽しい。
中でも、交差点近くの坂を下った「金魚」がお勧め。
食事をしながら1時間半のショータイム…理屈ぬきに楽しい。
舞台近くの良い席を求めるなら、予約を忘れないこと…。ダンサーの中に女の子も数人混じっているので、男か女か?
当てっこしながら見るのも、また楽しい…。