■中日新聞「つれあいにモノ申す」より
◆「共働き…私も疲れているのに」
「あ~疲れた!」とあなた。いいわよねェ~、仕事が終わって…。
座ったら、お茶碗にご飯よそってもらって、お風呂に入って寝られて…。
悪いけど、私もあなたと同じ仕事してるやん!
家事も育児も雑用も全部引き受けてるやん!
私はサイボーグじやないよ~だ!
◆「今に、作動しなくなるから…」
美容院から帰ると、夫が珍しく「どこへ行っていた」と聞くので、
頭を指すと、「頭、おかしいのか」と言う。
「見て何か感じない」と言うと、「ちょっと薄くなったな…」
私が何をしようが、どんな格好をしようが、全く興味がない。
そのくせ、身の回りのことはすべて私の仕事。私は家事をする機械?
今にあなたのためには作動しなくなるから…覚悟してね。
【心と体の健康情報 - 286】
~子育て心理学~ 「日本の受験戦争は素晴らしい」
米国在住25年、松尾 和先生の講演から。
先進国の中では、日本は奇跡的に社会のモラルが保たれている国です。
未婚の母は1%しかいません。先進国で、これほど家庭を大切にし、これほど親が子供に関わっている国は見当たりません。子供の幸せは、
親子関係がどれだけ良好かによって決まります。
日本の受験戦争は素晴らしい!
米国にはありません。親子が共に苦労するのがいいのです。
以前、「幸せ家族計画」という、お茶の間TV番組があった。まず、家族一人ひとりが、300万円分の欲しい品物を選ぶ。そして、
その300万円を獲得するために、父親が一週間、世の中で絶対役に立たないことにチャレンジするのです。
動機は不純ですが、父親は懸命に、繰り返し繰り返し練習に励む。
奥さん・子供さん・家族みんながアイデアを出し、協力し、父親を応援し、励まします。
そういった「家族愛」の姿をドキュメンタリーに、お茶の間で一喜一憂を共有するのです。
成功しても、失敗しても、感動が伴い「家族の絆が育つ」。そんな番組でした。
受験戦争では、今度は我が子が「世の中に出ても、ほとんど役に立たないことにチャレンジ」するのです。「目指す大学に合格する」。
その一点の目的のために、懸命に努力し、苦労させるのです。目標を達成しようと、苦しむことに意義があるのです。
苦しんだ内容は忘れても、苦しんで手にした喜び、達成感は一生忘れません。
「バンジージャンプ」は、オセアニアの大人になるための儀式。一見無駄に思われることでも、それを通り抜けていくところに、
意義があるのです。
子供の成長期の最も大切な時期に、受験戦争の苦しみを味あわせることは、知識や技術では得られない、
人間として生きていく上での大切なものを、身に付けさせることができるのです。
子供を自由に、伸び伸びと、個性豊かに育てていくだけでは、立派な人間にはならない。
苦しみを体験させ、限界に挑戦し、懸命に努力させる。
自らの手で掴み取ることの大切さを、どこかで学ばせる必要があるのです。
今の日本の男子を、凛々しく、礼儀正しく、国を愛する立派でたくましい男子に育て上げるのに、最も効果があるのは、 18歳になったら一年間自衛隊に入隊させ、厳しい訓練を受けさせることではないでしょうか。マザコンを無くすためにも…。