« 癒す心、治る力-2 | メイン | アメリカの新聞王/令嬢誘拐事件 »

癒す力、治る力-3

2004年に東京の明治座で上演された、「こだま、来る」は、その前の年に脳梗塞で倒れた坂上二郎にとって、仕事に復帰する初舞台となった。
予想よりも遥かに早く、復帰の原動力となったのが、舞台への情熱だった。

二郎さんの奥さんから、萩本さんに電話が来て、「リハビリを面倒臭がっている」と言うから、『体が動かなくても、舞台に上ってもらうよ…と伝えて』と、萩本は奥さんに言った。

長年連れ添う相方ならではの激励が、坂上のヤル気に火をつけた。
「車椅子でも出る!」、そう誓った坂上は、毎日2時間の散歩や、不自由な手で100個の大豆を1個ずつ動かすなど、地道で辛いリハビリを、欠かさず実行するようになった。
「朝晩やりました。早口言葉や巻き舌も練習しましたよ」
復帰の舞台では、坂上がステージを横切るだけで、爆笑が起こった。
『うらやましかったね。元気なだけでバカ受けするんだもん。一番喜んだのは二郎さんじゃないかな…』と萩本さん。

その公演の千秋楽に、信じられない事が起こった。
坂上が舞台上で、「お客さんが病気を治してくれた」と語り、涙を流したのだ。
40年以上コンビを組む萩本だが、初めて目にする坂上の涙だった。

読売新聞


【心と体の健康情報 - 281】
~食と健康~「癒す心、治る力-3」

アリゾナ大学のアーノルド・ワイル医学博士の著書から、「癒す心、治る力」を紹介します。
病気を治すのは医者ですが、病気を治すために最も大切なことは、本人自らが本気で「治りたい」、「絶対に治ろう」と思い続け、あきらめないことです。

■奇跡的治癒例
ひどい坐骨神経痛にかかり、二年半近く痛みぬいた五十代の女性。
初孫が生まれてくることになって、孫の顔を見ていたいと痛切に思うようになった。
おばあちゃんとして、孫の世話をするには「どうしても坐骨神経痛を治さなきゃ!」と、真剣に思いはじめたのです。そこで、イメージ療法に通ったり、ハリを打ったり、健康食品を食べたり、ビタミン剤を飲んだりして頑張ったのです。
それからわずか一ヶ月で痛みは消えた。一番効いたのは“腰に血液がめぐってきた"という"イメージ療法"でした。そして「本当に治りたい」と、自分に言い聞かせたことです。
助かる見込みがわずかしかなく、どんなに苦しいときでも、「きっと助かる」「必ず運が開ける」と、あきらめなかったお陰で、病気が治った例など、いくらでもあるのです。

多くの医師たちにとって問題なのは、自然治癒力を生かす単純な治療方法すら、知らないことです。
現代医学の医師は、医学会が認知した、生化学的メカニズムが立証された治療方法に頼り、医学的見地からの立証に欠けた民間療法には関心を示さず、軽視してきました。

ほとんどの医師は、現代医学以外の療法を採り入れようとしません。
更に問題なのは、薬の与え過ぎ、過剰検査、過剰治療が当たり前になっていることです。
高価な医療機器を備えた病院を、患者が信頼する。次々と買い揃える医療機器は、病院経営を圧迫する。その結果、高価な抗生物質など、薬の与え過ぎ、過剰検査、過剰治療へと駆り立てるのです。

保険医療制度が抱える大きな問題ともいえます。そして、初期の段階では、使う必要のない、抗生物質などの“重火器"を最初から投与してしまうのです。

そして、あまりにも多くの医師が、治る可能性について悲観的見解を持ち過ぎ、「治ることは期待できない」「病気とともに生きることを学べ」「覚悟をしたほうがいい」「これ以上医師にできることは無い」という意味のことを、無神経に家族や患者に伝えているのです。

ところで、いざというときのために、信頼できるかかり付けの医者を、身近にお持ちでしょうか?
良い「医者」と「弁護士」と、師と仰ぐ「先生」。そういったブレーンを持つ・持たないでは、人生の幸不幸に大きく影響します。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.noevir-hk.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1453

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

ひとつ前の投稿は「癒す心、治る力-2」です。

次の投稿は「アメリカの新聞王/令嬢誘拐事件」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36