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有事に国を守れるか?

■世界の核兵器
○核保有国…米国(10,104発)、ロシア(16,000発)、
         フランス(350発)、英国(200発)、中国(200発)

○核を保有していると見られている国
  イスラエル(60~80発)、インド(50~60発)、パキスタン(40~50発)
○核保有疑惑国…イラン、北朝鮮
○核兵器保有・核開発計画を放棄した国
  ブラジル、アルゼンチン、アルジェリア、リビア、イラク、南アフリカ
  ウクライナ、カザフスタン、ベラルーシ(ウクライナの隣国)

11/3 読売新聞


【吉村外喜雄のなんだかんだ - 159】
「有事に、国を守れるか?」

核保有国?となった北朝鮮。外交姿勢は一段と強気。「過去、軍備を怠って滅びた国は多い。が、飢饉で滅びた国はない」と、 胸を張る。

北朝鮮の核実験を受けて、国連の安全保障理事会は、制裁決議を採択した。
北朝鮮の核は、どの国に向けられているのだろうか。
北朝鮮が保有する弾道ミサイルには、射程500キロの「スカットC」1300キロ中距離の「ノドン」、長距離の「テポドン」がある。

昨年7月に発射された、テポドン2号の射程は6千キロはあるとされ、米本土をも脅かしかねない。
中距離ノドンの着弾可能な国は、日本・韓国・中国・ロシア。
中国は同胞、ロシアは北朝鮮寄り、韓国は同一民族で、核攻撃など有り得ないと、友好的方針を堅持。北朝鮮にとって日本は、 拉致問題などでささくれ立った状態の、極めて好ましくない国である。

「アメリカの言いなりで、六カ国協議に参加する資格などない。アメリカに協議の結果を聞くだけで十分」と、反日感情むき出し。
核の照準が日本に向けられていたとしても、不思議ではない。

北朝鮮の核が、日本の安全に"あいくち"を突きつける格好になり、日本政府に衝撃が走った。国民の生存と利益を守るのが政治。 憲法を尊重し、尊守しなければならないのは当然だが、憲法に縛られて、国を滅ぼすようなことがあってはならない。

世界有数の軍事力を有しながら、憲法が足かせになって、日本周辺の安全保障を"自前"で解決できない。日米同盟に頼るしかない。
日本が核の洗礼を受けて、甚大なる被害を受け、何十万人が死んでも、北朝鮮に攻め入って、軍事基地や施設を叩くことが出来ない。
アメリカに頭を下げて、日本を守ってもらうしかないのです。

北朝鮮は日本をなめてかかる。日本に脅しをかけ、侮辱する態度をとっても、攻め込まれる危険がない。これで日本は、 真の独立国と言えるだろうか? 
憲法九条で平和、平和と言っているだけでは、国の安全は守れません。

核が打ち込まれた時、日本は何が出来るのだろうか?ひたすら防戦するだけ? 
日本に代わってアメリカが北朝鮮を叩く? アメリカの国民が、自国が侵略されてもいないのに、日本の為に自らの命を投げ出し、 戦ってくれるだろうか? 
"NO"である。
つい数年前まで、有事の時、自衛隊が前線へ戦車を走らそうとしても、道路交通法に払拭して、走らせることができなかった。 法整備がなされていなかったのです。国会で議論しようにも、野党の猛反対が目に見えていて、放置されていたのです。
日本の石油の90%は、イランやその周辺の中東諸国からの輸入で賄っている。
自衛隊のイラク派遣のような、国際平和への協力も、日本が一国平和主義を貫いて、"不参加"とは言えない国際情勢にあるのです。

今の憲法のままでは、自衛隊を海外に派遣するのも、自国が非常事態に陥った時の対応も、難しいのです。

読売新聞の政治報道を読んで

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