■ブルネイ王国ってどこにあるの?
ブルネイ王国という国はどこにあるの?…人口どれくらいの、どんな国かご存知でしょうか?お芋のような形をしたボルネオ島を、 縦に真二つに割って、北半分はマレーシア。南半分はインドネシア。
ブルネイは、北側マレーシアの中ほどにある、三重県ほどの小さな国で、人口は36万人。石油産出で潤うイスラム教の国です。
日本から近く、アジアの国なのに、この国のことを知っている人は少ない。
所得水準が極めて低い、田舎のマレーシアに隣接して、富豪の王様と、豊かな暮らしの国民が住むブルネイ。国民は無税で、
医療費もほとんど国が負担する。
ブルネイを知ったのは10年前。スキューバーダイビングで、ブルネイ空港で、大型ジェットから、40人乗りのプロペラ機に乗り継ぎ、 ボルネオ北端マレーシアのコナキタバルへ飛んだ。その時、ブルネイという国の存在を知ったのです。
【心と体の健康情報 - 275】
~子育て心理学~
「世界地図が分らない若者たち」
必修科目を教えていなかったことが、隣県富山県の高校に端を発し、全国に大きな波紋となって広がっていったことは、記憶に新しい。 世界史や地理、音楽の授業が「受験至上」の名のもとに、教科から除外されたのです。
2000年の国連加盟国総数は189ケ国。2002年にスイスが加盟し、インドネシアから独立した東ティモールも加盟した。 今年2006年に、モンテネグロが加盟して、現在国連加盟国は192ケ国になった。
日本は、原油の99,6%を輸入に頼っている。アメリカに次ぐ世界第2位の輸入大国である。国別では、サウジアラビア26%、
UAE(アラブ首長国連邦)25%、イラン15%と、中東からは、総輸入量のほぼ90%を依存している。
こうした国々と仲良くしない限り、日本の将来の繁栄はないのです。
そして、日本人が消費する食料品の60%は、世界各国に依存している。
もし、石油が止まり、食料品の輸入が止まったら、日本はどうなるでしょう?
終戦直後、食料自給が悪く、芋のツルやイナゴで飢えをしのいできた私には、心おだやかな話でありません。
なのに、地理や歴史を教えない学校。食料は、日本人の胃袋を支え、石油は日本の繁栄を支える。 そういった日本を支えてくれる国々を知ろうとせず、無関心のままでは、相手国に失礼…だけでは済まされません。
日本地理学会が2005年、大学生三千八百人と、高校生千人を対象に、世界地図の上でアメリカやイラク、
北朝鮮がどこにあるかを尋ねた。
その正解率は驚くべきものだった。
大学生 | 高校生 | |
アメリカ | 96.9 | 92.8 |
ブラジル | 92.8 | 87.1 |
ギリシャ | 76.5 | 59.4 |
インド | 96.8 | 92.0 |
北朝鮮 | 90.3 | 76.1 |
イラク | 56.5 | 54.1 |
一昨年オリンピックが開かれたギリシャや、自衛隊派遣や拉致で毎日のようにニュースに登場している、イラクや北朝鮮。 高校生では、五人に二人が、大学生でも約三人に一人が、どこにあるのか知らない。最も正解率の高かったアメリカですら、大学生の3%、 高校生の7%が間違った答えを出している。
近ごろ、都道府県の場所や、県庁所在地を知らない学生が増加しているという。
日本がアメリカと戦争したことも、原爆が落とされたことも知らない若者が増えているのです。学校で、
地理や歴史を軽んじてきたことの現れなのです。
孔子は、門下生に「仁」や「礼」教えたが、中でも「歴史学」を重視したそうです。
「温故知新」"故きを温ねて新しきを知る"。 古い時代のことを学び、そこから今の時代につながる知恵を学ぶ…いつの時代も、
大変大切なことです。
今年のメルマガ通信は、今日までです。
ありがとうございました よいお年を…