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本当に反省できたら、顔つきが変わる

京都駅美術館「えき」で、モネ、セザンヌ、
ゴーガン、ゴッホなどの「印象派」の名画を
鑑賞した。目玉は、ルノワールの
「レースの帽子の少女」。

モネやルノワールの作品には、「点画」
が多い。自然界のキラキラと輝く色彩を
キャンバス描き出そうと、絵の具を混ぜ
ると、どうしても色がにごってしまう。
   
光に包まれた自然の色彩を描き出すに
は、絵の具を混ぜずに原色のまま、同
じ大きさの小さな色彩の粒を沢山並べ
て描き出す「点画手法」をあみ出した

【心と体の健康情報  - 241】
~幸せな人生を歩むために~
「本当に反省できたら、人間顔つきが変わる…」

NHKで放映中の韓国ドラマ、「チャングムの誓い」に出てくる悪役女優たち、
悪いことを企んだときの目つき・表情は、まさに悪人そのもの。見ていて腹が
立ってくる。一流俳優の証しであろう…。
私にも相手にも同じことが言えるのだが…、初対面の人の第一印象、わずか
数分で、相手が何ほどの人物なのか分ってしまうから恐ろしい。

苦労した人か、器が大きいか、小さいか、大らかか、細やかな人か、優しいか、
大概察しかつく。相手の表情、目つき、言葉、態度etc、日頃の姿が表情・
態度に表れてくる。お互い、そうやって相手を推し量るのです…。

今人気絶頂の六星占術の細木数子。「来るべき運命のすべてを解き明かす」と、
毎晩どこかのTV番組に登場する。彼女は直感力に長けた話術の天才である。
あのクリクリした大きな目で、「ずばり言うわよ!」と、マジマジ見つめられたら、
ヘビににらまれたカエルのように、細木の術中に引き込まれてしまう…。

何か悪いことをして、ひた隠しにしている人。会社が倒産寸前なのに、平静を
装っている人。私の経験では、そういった人の顔色はどす黒く、陰気で、どこ
か身体の具合でも悪いのでは? そんな表情をしているものです。

以下、コラムニスト・秋庭道博氏の「きょうの言葉」からの抜粋です。

「本当に反省できたら、人間顔つきが変わるものだ」
これは、テレビプロジューサー、 橋本テツヤ氏の言葉である。
何か人に知られたくない、後ろめたいことがある人の表情・目つきはよくない。いくらひた隠しにしていても、 表情に表れてくる。
「悪いことをした」とか、「失敗した」とか、「自分が至らなかった」
とか、「自分の責任で、多くの人に迷惑をかけてしまった」と、本当に反省し、悔い改めるなら、 その人の言動は、以前とは変わっていくものだ。それにつれて、顔つきが変わり、態度も謙虚になっていく…。
ところが、構造計算書偽造事件で世間を騒がせた人たちや、民主党の某国会議員のように、 人騒がせなことをして、事件を起こして、"おわび"をした後も、厚顔無恥であったり、 独断専行だったりする人は、顔つきや態度が少しもよくならない。なぜであろうか? 

それは、心からわびていないからだ。そもそも「遺憾だ」とか、「あってはならないことだ」 などという言葉は、謝っていることにはならない。

国会の答弁、「善処する」なども、自分の責任を棚に上げた、ごう岸そのものの
言葉だろう。エライ人ほと、責任を取ろうとしない…。
だから、「二度とあってはならない」と言いながら、同じことがたびたび起こる。
反省することのない当事者。当然、顔つきも態度も変わらない…。

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