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今忘れ去られてしまった躾け

■言葉遊び「回文」。左から読んでも、右から読んでも、同じ言葉になる。
  今日は現代版です。
煮ろ釜でマカロニ」 「ニワトリと小鳥とワニ」「留守に何する
ロダンてさっきの喫茶店だろ」「台風ふうふう吹いた」 「くどくど口説く

・プロ野球からは、吉井の意思よ! 」 「いつまで待つか、勝つまで松井
やい、清原!ほら、早よ来いや」  「いつまで打つのっ!打て、松井!
・相撲では 力士、塩なめ直し、仕切り
・K-1では 今、曙のボケ!甘い
・ 芸能人  飯島愛…あ、まじイイ…

・我が家の家業は「袋物屋(鞄屋)」。二代目の私、家業を継いだ後、
  将来性が乏しいと、店をたたんでしまった…   かばん屋、いやんバカ!

2×(172+231) =13×62=26×31=(132+271)×2
  これも回文、 ママの意のまま よね!

【心と体の健康情報 - 208】
~子育て心理学~
「今、忘れ去られてしまったしつけ」

NHK金曜時代劇を見ていて、ふと思うのは、豊かになり、欲しいものが何で
も手に入る、幸せな世の中になって、日本の先人たちが大切に守り、受け継
いできた”何か”が失われ、消えてしまったように思うのです。

今の子供たちと、私たちの子供の頃との違いは、「家事を手伝わせる」という
ことがなくなったことです。私の小さい頃は、兄弟すべて、何らかの家事を分担
して生活していた。
私の家は、姑に両親、六人兄弟、合わせて九人家族でした。一時、満州から
引き上げてきた伯父家族四人を入れて13人の時があった。母は毎朝五時に
起き、台所に立ち、夜遅くまで店を手伝い、家事に追われ、一日中働き通しだ
った。
私の小学時代は、毎朝ひっついさん(かまど)に薪をくべて、2升釜でご飯を炊
くのが役割でした。「初めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くともふた取るな」。
ご飯炊きは上手いものでした。八百屋へお使いに行く、配膳の手伝いをする、
庭掃きをする。何でもやらされました。

姉は、下の子の子守をする。妹は、板の間の雑巾がけをする。兄は、私や弟
たちの頭をバリカンで丸刈りにする。俵に入っている炭もよく切りました。兄弟
それぞれが家事を分担し、家族が助け合って生活していた。嫌だと思ったこと
はありませんでした。

オモチャを買ってもらったこともなく、うどん屋に入った記憶もない。一度だけ、
兄と姉と母親と私の四人で、芝垣へ海水浴に行ったことを覚えている。
私が高校のとき、大学へ行きたくても行けない同級生が何人もいた。修学旅行
は、家庭の事情に合わせて、九州組、東京組、自習組に分かれ、クラス全員
九州という訳にはいかなかった時代です。すべてが貧しかったのです。

食事づくりや、掃除・洗濯などの家事の手伝いを通して、知らず知らずのうち
に「気配り」や「人を思いやる」といった、人間として大切なものを身につけて
いったのでしょう。自分で体験したこと、身につけたことは、忘れないものです。

今の子供たち、勉強と部活がすべて。塾へ行き、おりこうに宿題をして、良い
通知簿をもらってくれば、親は大満足。家のことは何もしなくていい。そうや
って大人になっていく。
知識の詰め込みだけで育った子どもに、残るものは何もない。家の中のことは
何もわからない。親にはあれこれ要求するが、自分本位で、家のことは何一つ
手伝おうとしない。部屋は散らかしっぱなし…、でも、いっこうに気にならない。
そんな「大人になりきれない大人」になっていく。

そんな育て方をしておきながら、自らの子育てに疑問を抱くこともなく、我が
子の不始末を歎いている親が多いのではないでしょうか。
私の子どもの頃にあって、今は希薄になってしまったもの…。 「親子の絆」
「親や先祖を大切に思う心」「人に迷惑をかけない優しい心」などがそうだろう
か…。

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