■「不幸になる三定義」というのがある。
一. 決して素直に「ありがとう」と言わない人
二. 「ありかとう」と言うだけで恩返ししない人
三. 「ありがとう」と唱えただけで、恩返しできたと思っている人
この逆のことを心がけ、実行すれば、幸せになれる…
【心と体の健康情報 - 204】
~幸せな人生を歩むために~
「私にとって最も大切なものとは…?」
人生、幸福な時ばかりではない。苦しみや、怒り、ねたみなどにさいなまれる時もある。そんな時、心の中に生ずる”悪しきささやき”に負けてしまいそうに なる。それは、誰にでもあることです。
正しく倫とした
「生き方信条・人生観」を持って生きていけば、そのような誘
惑に惑わされることなく、正しい生き方を貫くことができるでしょう。
コクドの堤会長が失脚したのはつい最近。今度は三井物産。身近では、川
田工業、コマツも起訴された。こういった企業モラルを失墜する事件は、叩け
ば出る埃のように、企業犯罪は後を絶たず、止まるところがない。
昨日まで”山向こうの火事”と眺めていたこういった不祥事。ついに私の足元
にまで及んできた。
過去お付き合いがあり、尊敬する某地元企業が、商品を偽ったと農水省から
公表され、新聞に報じられた。その後、その記事が事実と反することを知った
が、事情を知らない読者は、新聞の記事の方を信じてしまうだろう。
その会社は、信用回復に大きなエネルギーと時間を費やすことになるだろう。
更にショックだったのは、親しく付き合ってきた某社長が、公金を横領した。
出来心での万引きや、たった一度の痴漢行為でも、人の上に立つ者であれば、
社会は許してくれないというのに…。
一人の人間として、社会人として絶対許せない、やってはいけない行為…。
「嘆かわしい」を通り越して、沸き上がってくるこの怒り…、どう収めたらいい
のでしょうか…。
さて、皆さんにお尋ねしましょう。
「この人生、
自分にとって最も大切なものは何か…?」
真宗大谷派潮音寺 小野蓮明住職が、
講演の中で私たちに尋ねたことです。
会社に、経営理念があるように、一人の人間として、「幸せな人生を送るため
に、大切にし、守っていかなけれはならないものは一体何か?」
自問してみてはいかがでしょうか。何がこの問かけで浮かんでくるでしょうか?
まず「この命」「健康」が浮かんでくる。「家族」「子ども達」も大切です。「仕事」
「お金」「志」「友人」「信頼・信用」「正直」「お役立ち」…etc
大切なものが次々浮かんできます。
最初は「なんだ、そんなことなの…」と、簡単に思うかもしれません。
いろいろある中から「最も大切なものを一つ」選ばなければならないのです。
一つだけに絞るとしたら大変です。あなたにとって最も大切なものとは…、
何でしょうか?
この機会に、「最も大切なもの」「絶対これしかない」というものを深く考え、
一つだけ選んでみてください。
「最も大切なもの」を大切に守り、心の支えにし、生き方信条とするならば、
きっと真っ直ぐに、正しく生きることができるでしょう。
自分にとって最も大切なもの、その一つに”自分自身”がある。
一度しかない人生、自分を粗末にし、自分を喜べない人間にしてはならないの
です。どんなに苦しい時でも、リンとした信念を持って、正しく生きる自分で
ありたいものです。